【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した写真から作製した準惑星・冥王星の高精細合成画像を公表した。地球から遠い冥王星の観測は難しく、表面の様子はよくわかっていなかったが、黒っぽい部分やオレンジ色の部分があるなどの特徴が映し出された。
この画像は2002年から翌年にかけて、ハッブル搭載のカメラで撮影された写真約400枚を合成して作った。白っぽく光る部分は、一酸化炭素が固まった霜だと考えられている。
94年に撮影された白黒の画像と比較すると、模様が変化していることもわかった。冥王星はいびつな公転軌道を持っている。太陽からの距離が大きく変わるのに伴って、温度も大きく変化し、表面の様子も変わっているらしい。
研究チームのマーク・ブイエさんによると、ハッブルがいろいろな角度から撮った元の写真では、冥王星は数ピクセルの大きさだが、20台のコンピューターに4年間計算させるとこんな画像ができるという。ブイエさんは「地上から月面を肉眼で見る程度の画質だが、第一歩」という。
冥王星は、06年に惑星から準惑星に「格下げ」されて評判になった。NASAの探査機ニューホライズンズが15年に初めて接近することになっている。
出典: http://www.asahi.com/special/space/TKY201002160121.html
この画像は2002年から翌年にかけて、ハッブル搭載のカメラで撮影された写真約400枚を合成して作った。白っぽく光る部分は、一酸化炭素が固まった霜だと考えられている。
94年に撮影された白黒の画像と比較すると、模様が変化していることもわかった。冥王星はいびつな公転軌道を持っている。太陽からの距離が大きく変わるのに伴って、温度も大きく変化し、表面の様子も変わっているらしい。
研究チームのマーク・ブイエさんによると、ハッブルがいろいろな角度から撮った元の写真では、冥王星は数ピクセルの大きさだが、20台のコンピューターに4年間計算させるとこんな画像ができるという。ブイエさんは「地上から月面を肉眼で見る程度の画質だが、第一歩」という。
冥王星は、06年に惑星から準惑星に「格下げ」されて評判になった。NASAの探査機ニューホライズンズが15年に初めて接近することになっている。
出典: http://www.asahi.com/special/space/TKY201002160121.html
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