タイトル: 白い粉体に混入した異物の検出
研究期間: 2007年度
文責 : 竹内佑介 (北海道工業大学 佐鳥研究室)
白い粉状の薬剤に混入した様々な異物をスペクトル分析によって検出する方法を検討した。
今回の実験ではあらかじめ分かっている次の6種類を異物とした。
(1)赤色プラスチック片
(2)灰色ゴム片
(3)プラスチック片(小)
(4)プラスチック片(大)
(5)白色繊維
(6)白色プラスチック
図1 異物の写真
図2 異物の反射スペクトル
図3 異物を紛体に混入したときの写真
図4 ハイパースペクトルカメラで撮影した画像から得られた反射スペクトル特性
実験結果より、粉と各サンプルにおいて反射率が異なることがわかった。このことから、異物をハイパースペクトル技術により検出することは可能と考えられるが、表面に異物が出ている事が前提となる。これは、袋封入異物の結果より表面に粉がついてしまうとハイパースペクトルデータが変異してしまうためである。
今回は実験対象が小さいため「白色繊維」、「プラスチック片(小)」では目視で見つけることができず、ハイパースペクトルデータを取得することができなかった。しかし、「白色繊維」のような小さい対象に関しては、より拡大することができるレンズを使用することによりハイパースペクトルデータを取得することが可能と思われる。
図5にスペクトル分析による異物検査の解析例を示す。
図5 赤色プラスチック検出解析例
研究期間: 2007年度
文責 : 竹内佑介 (北海道工業大学 佐鳥研究室)
白い粉状の薬剤に混入した様々な異物をスペクトル分析によって検出する方法を検討した。
今回の実験ではあらかじめ分かっている次の6種類を異物とした。
(1)赤色プラスチック片
(2)灰色ゴム片
(3)プラスチック片(小)
(4)プラスチック片(大)
(5)白色繊維
(6)白色プラスチック
図1 異物の写真
図2 異物の反射スペクトル
図3 異物を紛体に混入したときの写真
図4 ハイパースペクトルカメラで撮影した画像から得られた反射スペクトル特性
実験結果より、粉と各サンプルにおいて反射率が異なることがわかった。このことから、異物をハイパースペクトル技術により検出することは可能と考えられるが、表面に異物が出ている事が前提となる。これは、袋封入異物の結果より表面に粉がついてしまうとハイパースペクトルデータが変異してしまうためである。
今回は実験対象が小さいため「白色繊維」、「プラスチック片(小)」では目視で見つけることができず、ハイパースペクトルデータを取得することができなかった。しかし、「白色繊維」のような小さい対象に関しては、より拡大することができるレンズを使用することによりハイパースペクトルデータを取得することが可能と思われる。
図5にスペクトル分析による異物検査の解析例を示す。
図5 赤色プラスチック検出解析例
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