飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

【宇宙空間産業研究会】20120602

2012-06-02 21:47:56 | 佐鳥新の教授&社長日記

タイトル: 九大、初の衛星打ち上げへ 自然災害時の地球観測に利用

 九州大は5月16日、九大が中心になって開発した地球観測超小型衛星「QSAT―EOS」が12月にロシア西部のヤスネ基地から打ち上げられる、と発表した。九大が開発した衛星の打ち上げは初めて。自然災害時の地球観測が主な目的で、正常作動が確認できれば、従来よりコストが安い超小型衛星を使った様々な観測が可能になる、としている。

 衛星は、一辺約50センチの立方体で、重さ約50キロ。地球観測のためにカメラやセンサーを積みこむ。電波で雲の様子を把握し、集中豪雨などの災害をリアルタイムで観測することも試みる。

 佐賀大、鹿児島大、九州工業大などと連携して約7年かけて開発。東京大などが開発した他の超小型衛星3機と一緒にロケットに積まれて打ち上げられる。

 九大工学研究院の麻生茂教授(航空宇宙工学)は「超小型衛星は小回りがきくので、災害の状況などをつかみやすい。数機を同じような軌道に打ち上げれば頻繁に観測することが可能。今回の打ち上げをぜひ成功させたい」と話している。(宮崎健二)

 

出典:http://www.asahi.com/special/space/SEB201205160044.html