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タイトル:見続ける涯に火が・・・ 批評集成1965-1977
著者:中平卓馬
編者:八角聡仁、石塚雅人
ブックデザイン:服部一成
出版社:有限会社オシリス
発売日:2007年4月10日
内容:
思考が視覚を批判し、視覚が思考を試練にかける。中平卓馬の遺した仕事に見られるそのような葛藤の痕跡は、ゴダールの仕事に勝るとも劣らぬ強度で今もわれわれを圧倒する。遺した? いや、写真家は、記憶の大半を失い、書くことをやめた後も、日々撮影を続け思考を続けている。その姿はわれわれに究極の真理を教えるだろう。脳ではない、眼が思考するのだ。だが、そのような境地を垣間見るためにも、まずは、彼が脱ぎ捨てた、しかし今も生気に溢れる過去の思考の殻を、われわれの「灰色の脳細胞」でつぶさに検討するところからはじめなければならない。―浅田彰(帯文章より)
購入日:2007年4月15日
購入店:青山ブックセンター六本木店
購入理由:
ついに写真家中平卓馬の批評集成が刊行された。最初に知ったのはスタジオボイスの書評レビュー欄だったか。これは買わなければと書店に足を運んだら、これ以外にもたくさんの本を衝動買いしてしまった。それはともかく現在にもつながる論考「なぜ、植物図鑑か」も収録され、ずっと絶版だった中平の批評がようやく日の目を見る。全512ページの大作。伝説化された感のある中平だが、そのような殻に閉じ込めないためにも、ゴールデンウィークにじっくり読もうと思う。
著者:中平卓馬
編者:八角聡仁、石塚雅人
ブックデザイン:服部一成
出版社:有限会社オシリス
発売日:2007年4月10日
内容:
思考が視覚を批判し、視覚が思考を試練にかける。中平卓馬の遺した仕事に見られるそのような葛藤の痕跡は、ゴダールの仕事に勝るとも劣らぬ強度で今もわれわれを圧倒する。遺した? いや、写真家は、記憶の大半を失い、書くことをやめた後も、日々撮影を続け思考を続けている。その姿はわれわれに究極の真理を教えるだろう。脳ではない、眼が思考するのだ。だが、そのような境地を垣間見るためにも、まずは、彼が脱ぎ捨てた、しかし今も生気に溢れる過去の思考の殻を、われわれの「灰色の脳細胞」でつぶさに検討するところからはじめなければならない。―浅田彰(帯文章より)
購入日:2007年4月15日
購入店:青山ブックセンター六本木店
購入理由:
ついに写真家中平卓馬の批評集成が刊行された。最初に知ったのはスタジオボイスの書評レビュー欄だったか。これは買わなければと書店に足を運んだら、これ以外にもたくさんの本を衝動買いしてしまった。それはともかく現在にもつながる論考「なぜ、植物図鑑か」も収録され、ずっと絶版だった中平の批評がようやく日の目を見る。全512ページの大作。伝説化された感のある中平だが、そのような殻に閉じ込めないためにも、ゴールデンウィークにじっくり読もうと思う。
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