A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1365 『マルセル・デュシャンとアメリカ』

2017-10-10 23:05:31 | 書物
タイトル:マルセル・デュシャンとアメリカ : 戦後アメリカ美術の進展とデュシャン受容の変遷
タイトル別名:Marcel Duchamp and the United States : the development of Post-WWII American art and the trajectory of Duchamp's reception
著者:平芳幸浩
撮影:浅野 豪
撮影協力:京都国立近代美術館
装幀:南 琢也
発行:京都 : ナカニシヤ出版
発行日:2016.11第2刷(2016.7第1刷)
形態:ix, 311p
注記:博士論文「戦後アメリカ美術とデュシャン受容の言説の関係」(京都大学, 2004) に加筆修正したもの
   参考文献: p292-302
   索引あり
内容:
1950‐70年代アメリカ、新芸術の旗手たちは、デュシャン/レディメイドに何を見、何を望んだか?
ネオ・ダダ、フルクサス、ポップ・アート、コンセプチュアル・アート…それぞれの視線/言説の先にデュシャンを捉える。

口絵
第1章 はじめに

第2章 記述するデュシャン/記述されるデュシャン――一九三〇‐四〇年代を中心に――
 1 デュシャンを取り巻く状況
 2 キュビストとしてのデュシャン
 3 シュルレアリスムとデュシャン
 4 記述するデュシャン――ソシエテ・アノニムを中心に
 5 ウエスタン・ラウンド・テーブルでのデュシャン

第3章 画家であること、ダダであること――ジョーンズ、ラウシェンバーグとデュシャン――
 1 ネオ・ダダとデュシャン
 2 ダダとしてのデュシャン、画家としてのデュシャン
 3 ネオ・ダダと絵画
 4 物体としての絵画、絵画としてのレディメイド

第4章 芸術とマルチプリシティ、マルチ・プルアウトとしての芸術
 1 フルクサスと「芸術」
 2 イベントと身体
 3 マルチ・プルアウトとしてのマルチプル
 4 開示の場としての身体

第5章 ポップ・アートとレディメイド――vulgarityの表象を巡って――
 1 ポップ・アートと批判言語
 2 ポップ・アートとアメリカ
 3 ポップ・アートとコンテクスト
 4 ポップ・アートと匿名性

第6章 コスースの位置、グリンバーグの位置
 1 コンセプチュアル・アートとフォーマリズム
 2 反フォーマリストとしてのコスース
 3 フォーマリストとしてのコスース
 4 視覚性のアポリア

第7章 与えられたとせよ 1.芸術作品 2.マルセル・デュシャン
 1 身振りが与えられたとせよ
 2 「芸術作品」が与えられたとせよ
 3 「マルセル・デュシャン」が与えられたとせよ
 4 「芸術」が与えられたとせよ

第8章 結びに


あとがき
参考文献
図版出典一覧
事項索引
人名索引

購入日:2017年10月8日
購入店:amazon.co.jp
購入理由:
 「見立てと想像力―千利休とマルセル・デュシャンへのオマージュ展」(元淳風小学校、京都)のレビューのための参考文献として購入。



最新の画像もっと見る

post a comment