工科大学の実験助手をして年金がもらえるまで働いたんだよ。みんなが好いてくれた。先生方も学生たちも。なぜって、私の中にみんなを好きになりたいって気持ちが、喜びがたまっていたからね。生きてるってそういうことだと思ったんだよ、戦争のあとはそれ以外ないと思ってた。神様が人間を作ったのは人間が銃を撃つためじゃない、愛するためよ。どう思う?
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』三浦みどり訳、岩波書店(岩波現代文庫)、2016年、185頁。
ロシアの女性従軍兵士の言葉から。戦後に限らず、生きること、働くとはどういうことか考えさせられる。
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』三浦みどり訳、岩波書店(岩波現代文庫)、2016年、185頁。
ロシアの女性従軍兵士の言葉から。戦後に限らず、生きること、働くとはどういうことか考えさせられる。