A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1286 『生物から見た世界』

2017-03-11 23:30:18 | 書物
タイトル:生物から見た世界
タイトル別名:Streifzüge durch die Umwelten von Tieren und Menschen
       Streifzüge durch die Umwelten von Tieren und Menschen : ein Bliderbuch unsichtbarer Welten
       動物と人間の環世界への散歩 : 見えない世界の絵本
シリーズ名:岩波文庫, 青(33)-943-1
著者:ユクスキュル, クリサート
訳者:日高敏隆, 羽田節子
発行:東京 : 岩波書店
発行日:2016.4第18刷(2005.6第1刷)
形態:166p, 図版 [2] 枚 ; 15cm
注記:原著 (1934 ; 1970)の全訳
   底本: 「人間の条件 (Conditio humana) 」叢書に再録された1970年版 (S. フィッシャー社)
内容:
甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激に対する物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。

目次

まえがき
序章 環境と環世界
一章 環世界の諸空間
二章 最遠平面
三章 知覚時間
四章 単純な環世界
五章 知覚標識としての形と運動
六章 目的と設計
七章 知覚像と作用像
八章 なじみの道
九章 家と故郷
十章 仲間
十一章 探索像と探索トーン
十二章 魔術的環世界
十三章 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合
十四章 結び
訳者あとがき(日高敏隆)

購入日:2017年3月10日
購入店:ジュンク堂書店 名古屋店
購入理由:
 近江八幡のボーダレス・アートミュージアムNO-MAで「大いなる日常」展を見たあと、名古屋へ。車中でカタログを読んでいたら、ユクスキュル/クリサート『生物から見た世界』が言及されており、興味をおぼえて下車した名古屋で購入。