memorandum 458 決断

　決断は完全に自分が下したという確信をもつこと。自分で下した決断は、もしかしたら思いがけないものかもしれない。いいかえれば、自分の欲するものを正確に知っている人はめったにいないし、自分の考えていることがわかっている人も少ないということだ。（・・・）

事態はきみの手にかかっている。できるかぎり深く、自分自身と付き合うことだ。自分に問いかけよう。そのうち、なんらかの答えが返ってくるだろう。それは意外な答えで、ショックを受けるかもしれない。だが、きみはその答えに興味を引かれるだろう。その答えを得たことが、自分自身に向けて何かの行動を起こすきっかけになるかもしれない。自分自身のために何かを始められたらとても喜ばしいことだ。
ロバート・ヘンライ『アート・スピリット』野中邦子訳、国書刊行会、2011年、241-242頁。

すべては自分に問いかけること。自分で決めることだ。決断によって世界は動きはじめる。