A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記291 「春風亭柳好」

2009-07-10 21:35:08 | 書物
タイトル:隔週刊CDつきマガジン 落語 昭和の名人 決定版⑫ 三代目/四代目春風亭柳好
編集人:宮本晃
監修:保田武宏
寄席文字:橘左近
CDリマスタリング:草柳俊一
アート・ディレクション:渡辺行雄
デザイン:片岡良子、姥谷英子
編集:小坂眞吾(小学館)、内田清子
制作企画:速水健司
資材:高橋浩子
制作:田中敏隆、南幸代
宣伝:長谷川一、山田卓司
販売:豊栖雅文、竹中敏雄
広告:林祐一
発行:株式会社小学館
発行日:2009年6月23日
金額:1,190円
内容:
名調子の師匠、脱力型の弟子
三代目/四代目春風亭柳好
【しゅんぷうてい・りゅうこう】三代目1888~1956/四代目1921~1992

CD(77分)
三代目春風亭柳好
野ざらし・・・向島まで骨釣りに
青菜・・・その名を九郎判官
四代目春風亭柳好
牛ほめ・・・穴があったら儲けたい 初出し音源
付き馬・・・追いかけて田原町 初出し音源

○桂文楽も脱帽した、三代目の華ある話芸 寄席を沸かせた名調子
○CD鑑賞ガイド 心地よいリズムに身をゆだねる
落語をもっと面白くする連載3本立て
田中優子○吉原に生きる
五街道雲助○続・扇子の見立て
山本進○落語のレコード初録音

購入日:2009年6月17日
購入店:ブックファースト 渋谷文化村通り店
購入理由:
 以前、馬鹿な者をあからさまに馬鹿にして終わるような与太郎物系の話があまり好きではないと書いた。だが、この四代目春風亭柳好なら、楽しく聞けるから落語は不思議だ。三代目の師匠はやたら元気がよく、私には少々暑苦しい。四代目のとぼけたような芸風の方が私にはピッタリくる。声が低いのに、飄々とした語り口がまたいい。
 そして、四代目柳好が落語家を目指して、三代目に入門したのは29歳だという。遅咲きのスタートである。奇しくも今の私と同い年だが、何事も始めるのに遅くはないと思わせられる。もちろん、四代目の相当な努力があったであろうことは言うまでもない。ちなみに、四代目の最初の弟子で現在の春風亭小柳枝師匠が入門したのも29歳のとき。29歳からのスタートも悪くはない。