両津カトリック教会の向かいで、海星幼稚園の北側にこの神社がある。国道へと続く細い路地に面する、小さな神社である。瓦ぶきの社殿には、「蛭子神社」の立派な扇額が掲げられていた。
以下は広報両津からの引用改変文である。
「この神社の由緒は不明だが、蛭子命と事代主命を祭神としている。事代主命は、魚と釣竿を持った姿で描かれ、「えびす様」としておなじみの神様。えびす様は漁業や商売の神であり、また田の神として広く信仰を集めてきた。漁業と商業で栄えてきた夷町では、人々に深く親しまれてきたと思われる。毎年10月20日は神社の例祭日で、「夷講市」が開かれる。「オベッサン市」や「長芋市」の別名をもつこの市に、かつてはお嫁さんやお婿さんを探すために、若い男女が着飾って出かけた。蛭子神社は明治39年(1906年)に夷諏訪神社の末社となった。現在では静かなたたずまいを見せている小さな神社も、「夷」という地名の成り立ちに深くかかわっているようだ。」
とまあ、路傍に佇む小さな可愛い神社だが、商売繁盛を祈願して筆者もお賽銭をあげて祈ってきた。ところで、夷と湊にはそれぞれ祭りがある。湊祭りの方が勇壮で面白いし、湊地区には若宮八幡社という大きな立派な神社がある。それに引き替え夷地区には小さな神社しかない。スナック街は夷地区に密集しているが、昔から営業している古い飲食店は佐渡汽船前を中心にして湊地区に多く集まっているように思う。夷と湊、同じ両津地区だが住む人の気性は違うのだろうか?
神社の入り口
お地蔵様
蛭子神社
一休像
恵比寿様
釣竿を持った恵比寿様
本殿
不動明王
夷三郎
手水場
http://www.digibook.net/d/1d048fbb811c003d6d6b3702e03af648/?viewerMode=fullWindow
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