高島市では、熊の目撃情報は、防災無線の臨時放送で伝えられる。
5月3日にご近所で熊が目撃された。
防災放送の前に、自治会長さんから電話で熊が出たという連絡をいただいた。
ワンズの散歩で団地内をウロウロもするので、「◯◯さんの家の裏で熊が出たそうだから、気ぃつけや」
我が家から直線距離で150mくらいやろか・・・。
じわ~~~っと緊張が来た。
私がこの団地に引っ越して来る時に土地を見に来たときも「熊出没注意!」という看板があった。
土地購入の後、家を建てて大丈夫か?どれくらい下は地盤が硬いか?とか検査されるそうで、その検査をされる技師さんが計測中に熊が出たそうで、技師さんたちは高価な道具をほっぽって、とりあえず逃げられ、時間を置いて戻ってこられ測量を継続されたという話を聞いていた。
聞いてはいたけれど、それほどの恐怖感もなく、あっちで目撃された、こっちで目撃されたという放送を聞く度に、「こっちに来ないように」と少しだけドキドキ。
散歩に行くときもドッグカートには熊よけの鈴もつけていて、緊張感はあまりなかった。
それがどうだろう、リアルに近所で目撃されたと聞いたら緊張が半端ない。
そういえば、今日は鳥の声もあんまり聞こえない。
ワンズだけ庭に出しておくのもコワイ。
本当の話かどうかはわからないのだけれど、団地の山に近い奥の方に住んでおられた方の飼い犬が、外出から帰ってきたら皮だけになっていた ということを以前に聞いたことがある。熊に襲われて食べられたとか。
ほんまかいさと思った。
以前は少しだけ山に入り込んで散歩もしていて、その時に見た鹿の亡骸が次に行った時にはなかった。熊が食べたんとちゃう?とか同行した人が言うのを聞いて、ビックリ。
イメージでは森の熊さんは木の実を食べて冬ごもり、後は鮭を取って食べるくらいにしか思っていなかったけれど、幼稚な知識しかなかったのだ。熊は雑食だから何でも食べるらしい。
ビビりきった私の緊張がワンズに伝わったのか、その日は、外に出たがるハクも、外に出せとは言わなかった。
とはいえ、散歩には行きたいだろう。サボってもいいかとも思った。
団地内をワンズの道草に付き合いながらのんびり歩くのがにわかに怖くなり、その日は大きな通りまで車で出て、公園に車を止めて歩道を散歩して、また車に乗って帰ってきた。
緊張で疲れたのか、夕方に近い時間に起きていられなくなり、昼寝をしたら、夢にも熊が出てきて…。
私は、夢の中で、近所に行くのにドキドキしながら熊はいないかと見回していた。
夢の中の近所は山の中、そして道の下の山林の中に熊を見つけた。
熊はパンダみたいに両足をおっぴろげて、木に寄りかかって寝ていた。熊を起こさないように、見つからないように、起きをころして忍び足でそこを後にし、ご近所に熊がいたと告げて、必死で家に帰ろうとしていた。
夢なのに、緊張が半端ない。
それで、いつもなら通らない近道を選ぶという、少し山に分け入るという方法を取ってしまった。
不思議なのは、その道は以前にも夢で通った道なのだ。
この道、前にも夢で見たなと夢の中で思っている。
こういうことが夢で稀にある。現実では知らないところなのに、夢の中では2度3度と出てくる。
それで、ようよう車の通る道に出て、人のいる家に入った。それが自分の家だったのかどうかわからない。
その家には男性が一人と熊がいた!
私は驚いて後じさり。
あまりに驚いた私を見て、熊は頭のかぶりものをとって、ニンゲンであることを見せてくれた
よく見たら、その頭はネコだった。巨大なネコの着ぐるみを身にまとった人だったのだ。
えっ?! さっき見た熊はこの人?!
夢から覚めたら、もう真っ暗。時計を見たら午後8時。4時間くらいの昼寝になっていた。
いつのまにか凛太郎が添い寝していてくれた。
時間的にはたっぷり寝ていたのだけれど、夢の中でも緊張していてああ~疲れた。
夢の中でオチはあったけれど、そんなもんで、この緊張は癒やされん。
なんやあのオチは。なんで巨大ネコの着ぐるみなんやねん!
そんなことをぶつくさ思いながら、急いでワンズの晩御飯を作って、自分の晩ごはんも作って、夜の11時には早くも眠い。
緊張って疲れるんだと思った1日だった。
ではまた
読んでいただいてありがとうございました。
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