6月に失業してから、ほとんど家にいたので、
職業訓練に朝から出かけて、暗くなるまで帰ってこない日が2日続いただけで、
凛太郎の甘えた加減がうなぎのぼり的になっている。
バロメーターは「ご飯食べさせて」
しつこくしつこく可愛らしい声でクーンクーンと鼻をならし、
「どうしたん」と凛太郎を見ると
ご飯を見、私を見、ご飯を見、私を見る
「食べさせてほしいんか」と言うと、
尾をふりふり寄ってくる。
以前仕事で毎夜遅かった時にも、同じことがあった。
母ちゃんの手からご飯を食べさせて、でないと食べへん的な甘え方。
ほっといたらほんまに食べへん。
かまって欲しいんやね。
慣れてもらわんとしょうがないけど、それはそれで可愛いもんで。
凛太郎はほんまに手がかかる。
手で食べさせてというから、要求に応えてやるのだけど、最初はご飯にカオをそむける。
そこは慣れたもので、一粒を持って凛太郎が自ら食べるのを待つ。
一粒食いついたら、次から次に食べるけど、
ええいうっとうしい、はよ食べよしと口に入れると、ペット吐き出す。
吐き出したのを探して食べているけど。
それってどういうことやねんとも思うけど。
なので、自分から食べるのを待つ。
凛太郎はご飯を食べる間はかまってもらえるので引き延ばそうとしているのかもしれんへん。
ハクの方は、ハク御殿ルームに隔離してあるから、スキあらば家に上がったり、
玄関内でお腹だしをして、ルームに入るのを引き延ばそうとする。
お家で一緒に暮らしてやったらいいだろうとも思うけど、ものすごく毛が抜けるのと
子犬の時から一緒にいないので、シッコの心配もあるから、踏み切れない。
凛太郎の方も先住犬のわがままもありで、家の中は自分のテリトリーだと固く信じ込んでいるから
住み分けはいたしかたないだろうと。
ハクにしたら、なんで自分は家にあがれへんのやろうと思っているような感じはある。
でも、捨て犬だった（あるいは逃げ出してきた）自分を救ってもらったという恩義を感じ、
先住犬の凛太郎を立てるみたいな、奥ゆかしいところもまだまだ残っている。
散歩に行く時にワンコの準備が完了してから、デジカメを忘れて、
ハクに玄関内で「そこで待っててや」と言ったら、母ちゃんが向こうにいったのを見てから
のそのそ上がっている。
ふりむいたら上がってきているハクの顔は、本当に嬉しそうなカオ。
でも、母ちゃんが「こら！ハク」と言うと、すぐに玄関に戻るのがなんとも可愛らしい。
凛太郎は凛太郎で母ちゃんが「こら！ハク」と言うと、一緒になって「ワンワン」と小うるさい。
ハクは捨てられるか、逃げ出す前はどんな暮らしをしていたのだろう。
私と暮らし始めての頃は、私以外のニンゲンをことごとく怖がり、人が近寄るだけで
尾を丸め込み、後退り。
私が庭掃除のために箒を手にするだけで尾を丸め込んでいた。傘も怖がった。
そういうもので殴られたりしていたのかと想像もした。
今でも「こらっ」や「うりゃ」という言葉に過剰に反応する。
一緒に暮らしていく上で、それはアカンという時にだけ「こらっ」や「うりゃっ」を使う。
過剰に怖がってくれると、それはそれで扱いやすいけど、
犬なら敏捷にまだ逃げる余地があるのに、隅っこで固まってしまう。
だから、まだまだトラウマをかかえているんだろうなとも思う。
一緒に暮らしはじめて、まだ1年と8ヶ月。
だいぶ社会性も出てきて、近頃では母ちゃんが散歩の途中で喋っている人には
自分から寄っていったりもするが、撫でてくれようと手を差し伸べてくれはったら逃げる。
凛太郎は人に構われるのが大好きなので、人をみかけたら寄っていく。
相手がイヌ好きで、凛太郎に愛想をしてくれはる人だと、それを見て、自分も寄っていくという行動に出るようにもなってきた。
TVに出て来る動物の話が聞けるハイジさんに、ハクの過去を聞いてもらえたら、
ココロの傷を少しは癒してやれるかもしれないと思ったりもするけれど。
ちなみに「犬と話せるようになるCDブック」を購入して読んだけど、CDを聞いて寝るばかりで^^;
一人でワンコ2匹は、正直ちょっと大変やし、2匹に同じように気配りもしてやれんへんけど、
凛太郎も一人と一匹で暮らしていた時に比べたら、かまってやる時間も減ったけど、
なんとなく楽しいから、きっとそれでええんやわ。
がんばって勉強して、仕事見つけて、稼がんとね。
今日の職業訓練はベジェ曲線の特訓。なかなかうまいことできひんかったけど楽しかった。
ひとつ躓いたら、そこをクリアするのに集中しすぎて、
さっきうまいこと出来たことまで忘れてしまう ということにもなっていたけど
出来なかったことが出来るようになることは、とても嬉しい(^^)
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応援ありがとうございました