オセンタルカの太陽帝国

私的設定では遠州地方はだらハッパ文化圏
信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

アスペルギルス・オリゼー。

2007年11月15日 17時59分30秒 | 今週の気になる人

私の前のカメラ(富士 FineFixF601)はとても接写が苦手だったのですが、妹のコレ(樫尾 ExilimEX-Z1200)はどれほどのものかと思って実験。うを、前のより遥かに素晴らしい。これだったら十分にいけるでしょう。被写体はもやしもんの5巻に付いていた黄麹菌の人形と(人形付きの特別本は少し高いんですが近所にはこれしか売ってなかったんです)、海洋堂のイセエビ。

上が、普通に撮ってみた写真で、下が卓上ライトを付けてみての写真。両方フラッシュ無し。(卓上ライトは、前のカメラで綺麗に写真が撮れなかったことに絶望して、衝動的に買ってきたんです。2000円ぐらい。結局活用しませんでしたけど)。前のカメラでは、上の画像のレベルでもまったく到達できませんでした。(いや、こんなものでしたっけ?)。だから諦めてこまいものの接写に限っては、携帯のカメラで撮る事にしていたのでした。参考までに、携帯電話で撮ってみた写真(卓上ライトあり)。

うんうん、樫尾に満足です。
ま、これから先、このブログで私がこまいものについての記事をどれだけ書くかは分からないのですけど。(以前はガンプラとか海洋堂のおまけフィギュアとかウォーハンマーの駒とか大量に収集していたので、需要はあったのですが)

 

『もやしもん』は、読めば必ず菌の事が好きになる漫画ですが、アニメ版は○○動画頼りなので、観れたり観られなかったりです。農大菌物語。漫画で読むよりアニメで観た方が楽しい。(一番好きなのはオープニング)。お酒に詳しくなれる漫画です。わたし、オリゼーちゃんを愛するあまり最近ビールよりも日本酒を飲む事の方が増えました。オリゼー(黄麹菌)は一番一般的な菌でとても役に立つものらしいのですが、私の部屋にもいっぱいいるのかしら。私の部屋のものなら何でも酒にしてくれちゃっていいのに。(※酒も味噌も醤油も、オリゼーだけでなく凄く多くの菌が関わっています)

平凡社の世界大百科より。

コウジカビ(麹黴)  Koji‐fungus∥Aspergillus
不完全菌類コウジカビ属菌類の総称。菌糸体はよく発達し,隔壁のある菌糸が生えひろがり,ところどころから分生子形成器官を支える分生子柄が直立する。その上部は丸くふくらみ,周囲に1段または2段の小枝をつくり,先端の分生子形成細胞から次々と分生子を押し出すように形成し,分生子が数珠状に長くつながる。分生子は緑色,黒色,黄色,褐色,白色などさまざまで,その色,形,表面構造などで種類が区別される。発育が速く,いろいろな酵素,代謝産物をもつので発酵工業に広く利用されている。ニホンコウジカビ A.oryzae (Ahlburg) Cohn(英名 green mold)はもっとも有名で,デンプン糖化力の強いものは日本酒醸造,タンパク質分解力の強いものはみそしょうゆのこうじとして広く利用されている。アワモリコウジカビ A. awamori Nakazawa は泡盛醸造に使われる。クロカビ A. niger V. Tieghem(英名 blackmold)も餅,米飯,パンなどにごく普通である。応用性の高い反面,有害菌もあり,フミガツスコウジカビ A. fumigatus は40℃でよく生え,鳥類(ときに人体)の肺に生えて病気(アスペルギルス病)をおこし,カワキコウジカビ A. glaucus 群はやや乾いたものを好むので,塩分や糖分の多い食品や皮革製品,レンズなどに発生することが多い。ニホンコウジカビに近いフラブスコウジカビ A. flavusはカイコをはじめとする昆虫のこうじかび病をおこし,有毒のアフラトキシンを生産し,マイコトキシン研究の端緒となった。コウジカビは系統的にはアオカビにごく近い。 


実際の黄麹黴。

む、私の前のカメラをダメにしたのは乾き麹黴(アスペルギルス・グラウカス)だな。
ウィキペディアには「ある種のコウジカビの胞子はアレルゲンになり、アレルギー性気管支炎の原因の一つであることも知られている」と書かれているのですが、私はこれだけ菌好きなのですから、私のアレルゲンはもっと別のものであるに違いないです(希望的な憶測)。でも、「今日は危ないかも」と思っているときに酒を飲むと、必ず喘息の激しい発作が出るんですよね。危ないと思わない日にも酒は飲むので、因果は分からないんですけど。大体、店で売られている酒の中にもオリゼーちゃんはいるのか? 
なお、“アスペルギルス”というのはパパが信徒に聖水をかけるときの壷のことだそうです。冥王星の雪男(黴生物)にもオリゼー種とか水虫種とか粘菌種とかいたらおもしろいですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする