衆参同日選挙は無くなりました

一部でまことしやかに言われていた、今回の参議院選挙にあわせての衆参同日選挙。

まあ、可能性は低いと思われていましたが、昨年の総選挙が違憲という判決が出たために
「もしかしたらあるのでは？」ということが言われていました。

が、今回の違憲の状態を改善する0増5減の成立が6月の中旬以降となり、施行日との関係で
間に合わないことになりました。
裁判も継続中ですしね。

0増5減自体は昨年の解散宣言のときに約束されたわけですが、なんだかんだで今になりました。
正直なところ、0増5減では全く意味がないということも言われています。

そもそも1票の格差が2倍までということが基準なのですが、0増5減をしたところで、きちんと
計算すると2倍を超えてしまうのです。
（国勢調査の人口のタイムラグなどを考慮）

様々な計算方式を聞いたのですが、結局のところ、0増5減は既に破綻しているうえ、今の区割り
の考え方では、どの方法にしても遠からずダメになってしまうようです。

都道府県を超える考えをしなければならないことになりますが、心理的に壁もありますね。


まあ何にせよ、同日選挙はどの党にとってもマイナス要素が多かったと思われますので、
どこもホッしているのではないでしょうか。
（というか、どこかで手打ちもあったかもですね）

・自民→アベノミクスに対する疑念が生まれており、支持率に不安。昨年ほどの勝利ができるか。
・民主→そもそも自民に対抗できるほどの候補者数を確保できるか不明、支持も戻ってはいない。
・維新→最近の橋下発言で支持率の低下が見られる。
・公明→同日選挙の場合、支援者の負担が大きすぎる。

などが考えられます。

結局のところ無党派がどう流れるかは、どこもわからないというところです。
与野党ともに参議院選に集中ということしょう。

全ては参議院選後ですね。