マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

日韓視覚障害教師交流 第5、6日

2015年12月30日 | 韓国語
28日から3日間の研修旅行で岩手県を訪問しました。

28日は特別仕立ての三陸鉄道の列車にのり田野畑まで行く予定でしたが、強風のため列車が遅れ途中駅で引き返し田老駅まで戻り、そこから震災の状況を見にかりんと工場と防潮堤に行きました。想像を絶する津波だったことと地元の人たちの故郷への思い入れが伝わってきました。
さらに、今回研修の第二のハイライトである翌日の音楽会のために福祉センターでリハーサルを行いました。
忙しい日程の最後は、浄土ヶ浜で海の幸を堪能し、露天温泉で体を休めました。

29日は宮古市の福祉センター(すこやかホール)にて,日韓国交回復50周年記念の親善交流音楽会がありました。
しかし朝から韓国側参加者に,靴擦れによる化膿がひどくなり,処置の必要な人がいるとの報告が。関係者は病院の手配に奔走しました。
朝9時30分から始まり、まず山田町住民(強度弱視)の被災体験談を福島盲学校の先生による原発事故とその後の生活について話を聞きました。いずれも、ものすごい苦労をなさったことがわかりました。
続いて韓国側の皆さんによる歌と寸劇の音楽交流会となりました。韓国の皆さんは,尾崎豊の「I love you」や平井健の「瞳を閉じて」,「上を向いて歩こう」,「花は咲く」等を日本語で熱唱してくださいました。
寸劇は「傘地蔵」で、おじいさん役が玄人肌で盛り上げ、観客に大受けをしました。
歌や寸劇の間には,日本語のメッセージがちりばめられ,それがなかなか印象的でした。日本のプロ野球,野球のワールドカップで日韓が対決したときのこと,それから高校野球やドラフト会議にまで話題がふくらみ,参加者の日本への関心の高さを知りました。
最後はプロ通訳肌の視覚障害者が感動的なあいさつでしめくくり、韓国側全団員を舞台に残してその前で私が閉会の挨拶を日韓同時一人通訳で親善交流音楽会の幕を閉じました。
一般のお客様はろうあ者6名を含み全部で40名くらいお見えになっていたようです。中には車いすに乗って後ろから押してもらいながら聴きに来られていた方々もいました。こんなに心温まる素敵な手作りの音楽会は,もっと多くの人たちに楽しんでもらえたらなあ……と感じました。
昼食は浄土ヶ浜パークホテル巣で海鮮弁当をいただき,一路バス2台でで盛岡に向かいました。そこで、1号車は「視覚障害者のための手でみる博物館」,2号車は岩手マッサージセンタ ーを訪問しました。
宿泊地のつなぎ温泉,ホテル大観へは6時30分頃到着。7時から9時過ぎまでの宴会は、音楽会の成功で皆緊張が解けたのか大きく盛り上がりました。
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