サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ジョシュ・ケネデイ

2008-10-20 08:16:16 | Weblog
ブンデスリーガでプレーし、オーストラリア代表のFWにジョシュ・ケネデイという選手がいる。身長194センチ、その風貌からジーザスとも呼ばれている。今シーズンは自分のクラブでは4ゴールとあまり目立った働きはしていないが、代表では活躍している。

先日のホームでのWC予選カタール戦でもゴールしたし、オランダとの親善試合でもゴールしている。彼の特徴はなんといっても長身をいかした空中戦である。

日本のDFは中澤とツーリオがでかいといっても187センチくらいだから、それよりも7センチも高く、空中戦の競り合いとなったら間違いなく負ける。カタールのDFもでかかったが、ケネデイのジャンプはほぼ頭ひとつ競り勝っていた。ほとんど勝負にならない。

ただでかいだけでPA前に構えているだけではなく、サイドに開いたりよく動く。サイドからの精度の高いクロスがあればこその空中戦なんだろうが、前線にロングボールを放り込まれて競り合いになった場合、日本のDFではまず最低1点は失点するだろう。

日本にはこのような巨人のFWはいない。ひとり若いのがいるのだが、使い物にならない。大久保と玉田の2トップではなく、長身FWとちょこまか動くタイプの組み合わせにすれば、攻撃の選択肢が広がるというのは素人でも考える。

それをしないのは、頼りになる長身FWがいないからだろう。ケネデイほどでかくなくてもある程度の長身FWが使えれば日本の攻撃は相手に脅威を与えることができる。この前のウズベク戦の日本の攻撃は全然怖くなかった。

やっぱり高原の復活しかないだろう。あるいは平山の再生。どっちも時間がかかりそうで、次のカタール戦に間に合うとはとても思えない。

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