サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ホームで勝てないと苦しい

2008-10-16 05:30:49 | Weblog
夕べはオーストラリアvsカタールをライブで、日本vsウズベクを録画でみた。オーストラリアはブリスベンでの試合だったが、試合前に豪雨がありキックオフが30分遅れた。WC予選では珍しいことである。

結果からいえばオーストラリアは前後半に2点ずつの4-0で大勝。3次予選でもオーストラリアはホームでもアウエーでもカタールに勝っているので、いわばお客さんである。カタールのホームでのウズベク戦をみたが、カタールはオーストラリアをかなり苦手としている。

カタールは地力からいえば4点差もつけられるようなチームではないが、前半早々に2点以上失点するとゲームをあきらめる傾向がある。このためオーストラリアは前半からかなり飛ばし、17分までにカーヒルのゴールとPKで2点とり、試合を決めた。

カタールはブルーノ・メッツになってから最初の試合だが、監督が誰になろうとカタールはオーストラリアには勝てないと最初から試合を捨てているようにも思えた。ホームでのウズベク戦で見せた鋭いカウンターも見られず、ずるずると失点していった。

さて日本vsウズベクはウズベクのボールに対するプレスが強く、それがルーズボールでの競り合い、1対1の駆け引き、パスの出しどころといったすべてのプレーに影響していたように思える。絶対にボールを取るんだという思いがウズベクの選手のほうが強くてそれが結果に出た。

しかしながらウズベクはチェックは強いが、それがPA前での突破、フィニッシュまで持っていくという形になれない。だからこれがもっと強い相手だったら日本はさらに失点していただろう。ウズベクだから引き分けですんでいたのだ。

日本の失点の場面はTVのコメンテーターいわく、ツーリオによるイージーミステイクからの失点で、このようなレベルの試合では失点して当然とのことであった。

この試合に勝てなかった理由はいろいろあるだろうが、ツーリオの一人相撲が最大の理由だと思う。不安定な守備。中澤と比べればDF力の差は一目瞭然。そのくせ上がりっぱなしだから、カウンターを狙われて中盤とDF陣がバタバタしてしまう。

セットプレーでツーリオと中澤が上がるのはいいとしても、ツーリオが上がるせいでそれをカバーするボランチのポジションが大きく空いてしまい、ルーズボールが取れなくなる。悪循環である。

まあツーリオに頼らざるをえない攻撃にも問題があるのだが、昨日は主審にも苦しめられた。TVのコメンテーターも主審はオフサイド以外は笛を吹かないし、絶対ファールでFKのような場面でもそのまま流されていると苦言を呈した。もっとも日本もそれで助けられていた場面もあったが、主審がもっとFKを取ってくれれば、中村のFKのチャンスもあったはずだ。

オーストラリア、イラン、韓国もホームで勝ち点3をしっかりと稼いでいる。まだ2試合だが、この引き分けは負けに等しいものだろう。オーストラリアの試合を2試合みたが、日本はホームでもアウエーでも勝てないだろうし、2敗する可能性が大。

そうするとカタールとの2位争いということになるが、11月のアウエーでのカタールに仮に負けるようなことがあると最後までもつれて、それこそ得失点差の勝負というきわどいことになる。このため次のカタール戦は絶対に引き分け以上が必要である。

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