宮里 藍

ゴールドコーストのロイヤルパインズゴルフコースで開催されているLADYS　MASTERS大会にて宮里藍が初日から快調に飛ばし、２日目を終えた今日まで首位に立っている。このコースは日本の松下興産が作ったコースで併設しているホテルも同社の所有である（と思う。その後売却されたかどうかは知らない）。

ホテルの宿泊客もゴルフコースの利用客も日本人が多く、ハワイほどではないが、非常に日本人の露出度が高い場所である。そんなところで今人気の藍ちゃんが活躍しているわけだから、日本のメデイアが殺到していることは想像できることでしょう。

藍ちゃんの組に４０人前後の日本メデイアが金魚のうんこのように取り巻き、カメラは走り場所取りに狂騒する。考えただけでもうっとおしい。日本でもそうだと思うけど、ゴルフって、特にプロの大会は１打１打の違いで賞金が左右されるから選手は大変雑音に敏感である。

ショットの時、パットの時は「ご静粛に」するのが常識であるし、その常識を一人の選手を４０人のメデイアが追っかけるために守られないとすれば、一緒にプレーする選手は大クレームを起す。

藍ちゃんもこの点を非常に気にして、一緒にラウンドしている選手に謝り謝りしていたそうだ。実際、同じ組の選手は「メデイアの雑音のせいで２－３打落とした」と憤慨していた。

以前、グレッグ・ノーマンとニック・ファルドが出場した大会を見に行ったことがあるが、こちらのメデイアで騒音を起した連中はいなかった。

ああ、情けなや、日本のマスコミ。