サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ずるずる下がるボランチ

2005-05-29 08:52:33 | Weblog
日本の試合を見ていていつもじれったいと感じることは、相手陣内は仕方がないとしてもハーフラインを超えたあたりから攻撃されているときに、中盤以降の選手がずるずると下がって、それに伴いDFラインがどんどん下がることである。

韓国の中盤はこんなことはしない。どこからでもがつがつとあたってくる。イランだってバーレーンだってどんどん来る。でも日本の選手、特に福西とか加地はタックルに行かず(タックルでもなくてももっと体を寄せるとか)ただ下がるだけ。

その結果必然的に日本のDFラインまでボールを持ち込まれて中澤あたりが必死にボールを奪う。またはその手前ならば強烈なミドルシュートを打たれる。

中盤の選手が抜かれたら、あとはDFしか残らないという状況が怖いからこのようになるのだろうが、中盤が下がって結局DFラインも下がるのだから、要は同じじゃないか。

がつんと1対1の勝負に行けば0.1秒でも相手のスピードはにぶるわけだし、その結果抜かれることになってもそれはそれでいいでしょう。何もしないでずるずる下がるのを見せられるよりも、よっぽど気迫を感じられる。

サッカーって結局この1対1の勝負を取るかどうかが勝敗の分かれ目でしょう。ダイレクトのビューチフルばパス回しは4本も5本もつながって、シュートまでフィニッシュできることは少ない。

もっとがんがんと行ってもらいたい。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヱビスの黒生)
2005-05-29 14:22:23
ボランチに伴ってDFが下がると言うよりは、もともとDFラインが深すぎてボランチとの間がかなり開いているように思えるのですがいかがでしょう。

確かにボランチというか中盤が全般的に当たりに行くケースが少ないですよね。宮本もそれがあるから深めにラインを引いているのかも知れませんが。
返信する
Unknown (ルー)
2005-05-29 18:59:23
確かにDFラインが深いという問題もありますが、日本のDFの選手はもともと体が小さくフィジカルが弱いのでDFだけでカバーしようとするには無理がありますね(これが一番の問題なんですけど)。

ネスタとかフェルジナンドのような強いDFがいれば、ぜーんぜん問題ないと思うのですが、それはないものねだり。



だからボランチでまず一発かまさなければ勝負にならないと思うんですよ。



試合に勝てればどんな守備でもいいんですけど。
返信する

コメントを投稿