サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

中田浩二の移籍

2005-01-27 06:43:56 | Weblog
あれよあれよという間に本当に中田浩二の移籍が決まってしまった。12月に練習参加だけって話だったのが、入団テストになりオファーの提示になり、交渉決裂、ゼロ円移籍になった。こんなことって本当にあるんだなあ。

完全移籍だからマルセイユでだめだったときは、当然のごとくクラブの同意がなければ日本のクラブにもヨーロッパのほかのクラブにも行けない。何年契約なんだろうか。年俸はマスコミで報道されているような鹿島と同じ程度なのだろうか。通訳やアコモデーションなどはクラブ持ちで提供してくれるのだろうか。

マルセイユのことはよく知らないけれど、有名な選手はGKのバルデスくらいか。昨シーズンまでは今年チェルシーで活躍しているドロクバがいた。あとはトルシェに追い出されたリザラズ。トルシェはまさか子飼いの選手を連れてきたくてリザラズを追い出したのではあるまいか。それがまさか中田浩二だったりして。

中田浩二ていどの選手であれば、マルセイユにもフランスにもどこにでもいる。わざわざフランス語のできない日本人をつれて来るのだから、当然注目される。中田のコメントに言葉はできないけれど自分を試したいようなことがあったが、外国では言葉ができないということは致命傷である。これをどこまで理解しているのだろうか。

もちろんサッカー選手であるし、スピーチしたりビジネスレターを書くわけではないから完璧である必要はないが、英語でいうところの「ワーキングレベル」はどの職業でも要求されるはずだ。サッカーでも同じだろう。監督、選手どうしのコミュニケーションが取れなければ話にならない。

英語も満足に話せないのにオーストラリアに働きに来るなと最初のころよく言われた。言葉の苦労ほど辛いことはない。語学力が弱い=知的レベルが低いわけではないのに、そのように見られてしまう。よく日本人は発言が少なくニコニコ笑っているだけで薄気味悪いなんて言われるが、言葉ができないからそうしているしかないからだ。

さてもう完全に忘れてしまったが、筆者は大学の第2外国語がフランス語だった。フランス語って本当に難しいよね。動詞がやたらと変化するし、女性名詞と男性名詞によって冠詞まで変化する。おまけに発音も難解。広山がパラグアイ、ポルトガル、フランスと渡り歩くことができたのは語学の才能があるからだろう。サッカーはいまいちなのかも知れない。


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