サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

マンUvsスワンジー

2014-01-12 08:42:08 | Weblog
公式戦3連敗中のマンUはまだファンペルシーとルーニーを欠く。香川は左SHで先発。トップ下にはヤヌザイが入る。前半はスワンジーが圧倒的にボールを支配して、マンUは連敗を続けるかのように見えた。香川はヤヌザイとポジションチェンジを繰り返していたが、ボールロスとも頻繁にあり、非常にさえない。

後半になり、香川がトップ下、ヤヌザイが左に回り、これが功を奏して攻撃のリズムがよくなった。これは香川のトップ下が機能したというよりも、ヤヌザイのいわゆる汗かき役のプレーが一品だったからである。ボール奪取もよし、ロングパスもよし、自分でシュートも打てる。この選手は左SHが適材だと思う。

香川は絶好機が2回あったが、どちらも不発。特にカウンターからラファエルのパスを受けて、GKと1対1になった場面では絶対に決めたかった。あれが得点できないようではもう今季は得点ゼロでしょう。香川本人の悔しがりがひしひしと伝わるプレーでした。

ファンペルシー、ルーニー、ヤングを欠いている現在のメンツでは、少なくとも2試合に1回は先発できるだろうが、メンバーが揃った場合、香川の先発はかなり難しい。トップにファンペルシー(トップフォームかどうかは未知数)、トップ下にルーニーとくると、香川には左SHしかない。ヤングの怪我の具合は知らないが少なくとも香川とヤヌザイというチョイスならば、圧倒的にヤヌザイのほうがいい。

1月か6月かは分からないが、新規加入の選手が来るとすれば香川の先発はさらに苦しくなる。今日の試合をみてよく分かったが、香川という選手はスーパーな選手の横にくっついてプレーできれば輝く。それがレヴァンドフスキーとかルーニーであるわけだ。周囲にパスを回して自分もそのおこぼれをもらうというタイプだ。

だからルーニーのようにパスを香川に戻してくれる選手とは相性がいい。また香川はサイドから精度の高い速いクロスを上げるというタイプではないので、やっぱりSHではなくトップ下でなければいいプレーができない。

代表で香川が本田のように活躍できないのは、左SHではだめ、トップ下ではトップにファンペルシーのような選手がいないからだ。こう考えてみると非常に使い勝手が悪い選手である。

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