オーストラリア産牛肉となでしこ

昨日の女子アジアカップのセミファイナルで日本はオーストラリアに負けた。またオーストラリアかと思うほどオーストラリアは日本の壁になっている。これはユースでも何でも続くことでしょう。各世代毎の公式大会はオーストラリアが抜けたあとのオセアニア枠はそのままなので、アジアだけが激戦になってしまい、そのうち中東諸国などが文句言い出すでしょうね。

しかしこれは最初から分かりきっていたことなので仕方がない。それならばオーストラリアに負けなければいいんだという結論しかない。でも肝心な試合で簡単にオーストラリアに負けてしまうとこりゃたまらんということになる。

北朝鮮が勝つと思っていたら中国が勝ち、おまけに毎度の暴動まで起こしてくれた。北朝鮮らしい。本当に政治からスポーツまで常識が通用しない国である。

アメリカ産牛肉輸入が解禁されたが、日本市場でのオージービーフの占有率は９０％である。ものすごい寡占状態である。ＮＨＫのニュースでオーストラリアの畜産業者が日本市場にマッチするように自主的に危険部位である脊髄を削除していることが報道されていた。

アメリカでＢＳＥが起こることは不思議ではないが、オーストラリアではまず起こる可能性はないと思う。なぜならば昔からオーストラリアは酪農品、乳製品の国外からの持込にここまでやるかと思えるほど神経質である。

いい加減なオージーのイメージからすればかなり異質なことであるが、動植物検疫は世界で一番厳しいのではないだろうか。

国際線の到着客を対象に抜き打ちで荷物検査が行われるが、食品の持込がとにかくうるさい。乳製品は１００％不可である。検査官が日本人の持ち込み品を熟知していて、日清食品のカップラーメンに乾燥させた卵が入っていることを知っていて、カップラーメンは見つかった段階で没収である。

カップラーメンを没収する国はそうそうないはずである。

なでしこが負けたニュースを聞いて（こちらのＴＶでも試合の中継放送はなかった）牛肉のこととなんとなくイメージが重なってしまった。牛肉をたくさん買ってあげてサッカーにも負けるんだから割りにあわない。