４バックへの不安

突然降ってわいてきたような４バックへの変更。でも北朝鮮戦では３バックでも十分に崩されていたので４でも３でもやられるときはやられるでしょう。

ジーコはいつも「うまくいっているときは現状を変えない」と言っていたから、現状がうまくいっているとは考えていないってことだし、中田ヒデが入ってかなりバクチ的にシステムを変える決心をしたのでしょう。つまり中田抜きの３バックではイランに勝てないと考えていたから、負けてもともとでヒデさんと心中覚悟で４バックにしたのでしょう。

ジーコはうまくいっているときは依怙地になってスタメンを変えないけれど、だめだと思うと即断即決。事前の準備やらテストなどということを省く特徴があります。

稲本ではなくて福西を出すのも「神の手」で旬な福西に賭けてみようと考えたのでしょう。イラン戦のキーワードは、中田ヒデ、神の手福西、４バックの３つです。

うまくいかなかったら監督の責任だとすでにバクチを打つことを認めているし、もう福西の神の手にすがるしかないでしょう。