サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

朝青龍と高砂親方

2007-08-03 18:18:25 | Weblog
筆者はサッカーも好きですが、お相撲も大好きです。今日は相撲ネタです。

朝青龍に対する処分はかなり厳しいと思う。厳しすぎると言える。巡業に出られませんといって診断書まで出したのにモンゴルで中田ヒデとサッカーしていたという理由だが、どうもこの件はサッカーに対するイメージダウンである。別にラグビーでも水泳でもいいのに、よりによってサッカーしていた。

それはともかく朝青龍の素行の悪さは半分は本人、あとの半分は親方の責任である。NHKの相撲中継でいろいろな親方が正面の解説または向う正面のゲストで呼ばれるが、どの親方も自分の部屋の力士になると俄然話し方が違う。

佐渡ヶ嶽親方は先場所の琴光喜の大関挑戦を「毎日ドキドキです」と表現していた。琴光喜が12勝したあとには、風呂場でがっちりと握手をして親方の「おめでとう」という言葉に琴光喜が涙ぼろぼろ号泣したという話に筆者ももらい泣きしてしまった。

白鵬育ての親の熊ヶ谷親方は白鵬の横綱挑戦の場所ではやはり「毎日心臓バクバクです」といっていたし、白鵬が朝青龍を優勝決定戦で引き落としで破って優勝した場所では、引き落としという後味の悪い技でイメージが悪かったにもかかわらず、花道を引き上げてきた白鵬のほっぺにキスして祝福していた。

錣山親方だって豊真将に対して厳しいコメントを出すが、それにも愛弟子に対する情熱がこもっている。

ところが高砂親方は解説で朝青龍のことを聞かれてもほとんど他人事のように言って、弟子に対する思いやりも情熱も感じられない。無断でモンゴルに帰国されるのも理解できる。

これから朝青龍がどうなるのか分からないが、やけをおこしてあっさりと引退してK1に行かないようにしてほしい。これからの長い将来大鵬さんの32回の優勝記録を破ることができそうな力士はどう考えても朝青龍しか見当たらないのだから。

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