配信 (抄録) によると、米大統領選の結果をめぐり、米連邦最高裁は11日、ジョージア、ミシガン、ペンシルヴェニア、ウィスコンシンの4つの激戦州で不正があったとして選挙結果を覆そうとするテキサス州の共和党関係者による前例のない訴えを退けた。4州ではいずれも、野党・民主党のジョー・バイデン次期米大統領が勝っている。連邦最高裁は「テキサス州は他の州による選挙の実施方法について、法的に審理し得る利益が自分たちにあると、立証できていない」と、判断理由を示した。
最高裁の判決を受けて、民主党幹部のナンシー・ペロシ下院議長はコメントを発表。最高裁の判断は「正しい」と評価し、この訴訟に参加した共和党議員たちは「この院に不名誉をもたらした」と非難。「憲法を支え守るという自らの誓いを遂行する代わりに、憲法を覆し、この国の神聖な民主主義の機構に対する国民の信頼を損なおうとした」と述べた。
敗訴したテキサス州共和党のアレン・ウェスト会長は声明で、「17州と連邦下院議員106人が参加したこの訴訟を退けることで連邦最高裁は、州には違憲な行動が認められ、自らの選挙法に違反しても良いのだと表明した(中略)この決定は、立憲共和国としてのこの国の将来に、遠大な影響をもたらす。法を順守する諸州は団結して、憲法を守る州の連合を結成した方が、場合によっては良いのではないだろうか」と、判決に強く反発した。
とのことです。トランプの悪あがきは、共和党優勢の連邦最高裁でも完全に失敗しました。テキサス州のアレン・ウェスト氏の言い分は、17州が独立し 「トランプ連邦」 を作るというに近い発言です。ほとんど反逆罪に近いと言えます。
トランプには最後の手段として、戒厳令布告という手があります。政敵を一挙に逮捕してしまい、選挙無効を宣言する。このままではバイデンの報復は避けられない。ここまで敵対したら、もはや恩赦は無理でしょう。刑事・民事の諸々の裁判を普通に受けなくてはならなくなります。トランプは追い詰められました。連邦軍なりがトランプに従うかどうか分かりませんが、これは第2次南北戦争になりかねない。
そこまでやるか? バカトランプならやり兼ねないでしょう。バイデンは油断しないことです。