魔人の鉞

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千代田区長石川氏は権力に酔っている!!

2020-08-02 07:30:04 | 時事問題

配信 によると、東京都千代田区の石川雅己区長は31日午後、自身が出した区議会の解散通知を区選挙管理委員会が無効とした判断に対し、「有効かどうかを決めるのは司法の場だ。解散の効力は続いている」との見解を示し、訴訟を通じてさらに争う可能性を示唆した。区選管は31日の臨時会合で、議会による刑事告発の議決は地方自治法上の不信任決議に当たらず、解散処分は「適正な手続きを欠く」と判断。石川区長は報道陣の取材に対し、区選管の判断を「一つの見解」とした上で、改めて区議会側を「健全な議論の場をつくっていない」と批判した。

とのことです。地方自治法で議会を解散できるのは、首長に対する不信任決議が為されたときだけ (例外あり)。不信任決議は一般の決議とは異なり、総議員の3分の2以上の者が出席し、その4分の3以上の者が賛成した場合、という厳しい条件が付いています。例外は災害復旧や感染症予防に関する予算の否決で、必要な経費を削除又は減額されたため長が再議に付した場合(法第177条第2項)に、それでもなお議会が削除又は減額すれば (つまり2回続けて否決すれば) 、長は再議に対する議決を不信任の議決とみなすことができるとされています(同条第4項)。(この場合の議会の議決は、通常議案ですから通常の過半数議決です。)

不信任決議に必要な手続きを取っていない、名目も異なる決議を不信任決議とみなす、などという事は法治国家としてあり得ません。また石川区長発案の、コロナ対策? として全区民に1人12万円を支給する予算案は、石川区長本人が出席しないため議会で実質審議もされず、もちろん可否の決議もされておらず、したがって再議の手続きもありません。石川区長の話はどう考えても違法です。議会解散通告の効力を裁判で争う? 権力に酔ってしまって、頭がおかしくなっているのではないでしょうか?  

日本の首都のそのまた真ん中の自治体の長が、違法行為を平然と行って、居直る。まるで安倍ちゃんのやり方を見ているようです。法律の明文をここまでないがしろにすることは許されません。

小池知事にすり寄ったのが自民党からすると気に入らないとか、いろいろ思惑があるようですが、そんなことは関係ありません。デタラメな権力行使には反対です。マンション購入疑惑を裁判にかけるというのがよほど嫌なのでしょう。ということは、どうやら怪しい。昔は知らないが、5期目の今の石川区長はダメです。長期政権のおごりです。

コメント
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