怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

東京の風景を「君の名は。」で懐かしむ

2019年02月28日 | 日本
具合の悪かった午後、眠ってしまうと夜に苦しい思いをするので三度目のこれを観ることにした。

ドイツ販売用製品、約20ユーロで購入。
特典映像とかごちゃごちゃした宣伝の紙などが入っていないシンプルなこちらの製品。
1度目は帰省時の機内で、2度目は夫とドイツ語音声で、今回は一人なので遠慮なく日本語音声。

人気のある作品であるだけに、何度見ても飽きない。
私に一番感動させるのは東京のさまざまな光景だ。新宿周辺が一番よくわかる。
西武新宿線新宿駅のあの辺りで友だちを待った思い出とか、南口の正面が長いこと広々としていたのにこの作品では随分建物があることに感心したり。
ここにはない日本の都会独特の雰囲気がよく出ている。街の清潔感も伝わってくるぞ。ここはぁ・・・・汚いと感じることが多いからねぇ。
何と言っても、すでに私の東京に簡単に行けない環境がこの作品で重く認識させられてしまう。そうした自分の状況に泣けてくる。
東京は住むところではないけれど、街歩きには魅力的な飽きない場所だ。世界一楽しい都会、と私はここでドイツ人や在住外国人によく話す。

ネットにはこの作品の「聖地巡礼」記事が山のようにあって、笑ってしまった。
ああ、私も行きたいぞ。「立花瀧」がバイトしていたすてきなカフェは外国人ファンがゾロゾロやって来ているらしいではないか。
数年前の帰省時、用事があって新宿を歩いたとき、観光客らしい外国人がたくさんいたので妙に思ったものだ。
そうか、この作品も日本観光に貢献しているのだな。歌舞伎町まで観光地らしいではないか。昔、真昼間にそこを歩いていたら、スーツ姿の普通のおじさんが酔っ払っていて私に声をかけたという、妙な経験がある。一見、昼間は普通の繁華街なのだけれど、この体験で「やっぱ、ちょいと警戒」と思ったものだ。外国人観光客がたくさんいる今も、こんな変なおじさんが出没するのだろうか。ああ、行ってみたい~