怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本で読んだおフランスの食べ物を再現する機会

2019年02月08日 | 頑張って食べる
今日は週に一度の買い物日だ。
その週によって義両親たちの外出範囲が違っている。今日は朝一番に義母の歯科医予約があり、そのあとに街中へ行って別の用事を済ませ、それからいつものスーパーで食糧を買い込む、と言っていた。
私は外の寒さに参っていて、家に残ることにした。
義両親がいない数時間。
コメントでリクエストいただいたように、今日の爆音音楽鑑賞曲を紹介する。
何百年も前の曲がいまだに好まれて、人々に演奏されたり鑑賞されているのは凄いことだな。
十数年前の流行歌は「懐かしい」と思われるが、数十年、何百年聞き続けられると懐かしさなどを感じさせなくなる力を持っていくのだろう。

適当に動画を選んでみた。私が持っているCDは五嶋みどりが演奏している。
彼女はしょっちゅうドイツにも仕事に来ている様子だ。ただし、大都市での仕事だ。ウチ周辺などは採算が取れないのだろうなぁ。
20時頃に始まることの多いこちらのコンサートだ。
遠方からの聴衆には配慮が少々ない。ウチ周辺でも週末は午前3時ごろまでバスがある。たとえそういう配慮があっても、ウチに配慮がない。
義母は反対するだろう。「そんなに遅くまで外を歩くのは危険だ」
冬場など、20時を過ぎて帰ってこないと義母は早速心配を始めるようだ。私、小学生並みに扱われていないか?
さて、夫はクラシック音楽に興味がない。興味のないものに付き合わせるなど、夫に要求をすることを避けている。
そういうわけで、もっぱら日本から持って来た(つまり古い)CD、昨今ではYouTubeで鑑賞さ。

日本在住時に、雑誌で読んだフランス生活事情記事が印象に残っている。
小学校に子供を迎えにきたお母さんたちは、子供のために簡単なおやつを持参していて、それはパンに板チョコを挟んだ簡単なものだ、という内容だった。
へぇ、パンに板チョコ!チョコレートクリームが入っているパンが日本にだって古くから存在しているのだから、それはありえるだろう、と納得、日本生活でもやってみた。
食パンに板チョコ・・・
たぶん、かなり違うだろう、と思いながら。
チョコレートがブ厚過ぎで、食べるのに少々難儀した思い出。日本の食パンは欧州のパンとは全然違う。(夫は大好きだったようだが)

チョコは薄くなければならないな、と思いながら十数年を過ぎた今。
先日、スーパーの広告を見てとうとう本物に近いパンの板チョコ挟みを見つけた。

パンに載せるために薄く作った商品らしい。「お召し上がり例」の写真も添えられているぞ。
そうさ、十数年、おフランスのこれを試して見たいと思っていたのが、ついに・・・いや、ここはドイツだが、わりあいと近い味わいを楽しむことができるぞ。

日本食とはおさらばしても、こうしてわずかな食の楽しみで生きていけるものだ。