怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

バスに犬がそのまま乗ることが可能なのは人々の衛生観念がかなりテキトーだからということを知ってほしい。

2019年02月24日 | 動物
バスの中でよく見る光景。
犬連れ。

ヒト用Tシャツを着せられ、太いベルトで止めている。なんだかお洒落じゃあないところがドイツっぽいかも。
この犬、バスに乗るのが慣れていないのか、嫌いなのかおどおどしていてしっぽもおもいっきり下がったままだった。
ドアに近づくと、何度も飼い主の顔を見上げて「まだなの?まだなの?」って表情で見つめていた。

おっと、私はちゃんと膝をつけて座るべきだったな。ついつい撮影に夢中になってしまっていた。隣には誰も座っていなかったし、不自然なほど大股開きでもなかっただろうから許してくれ。
動物好きの日本人には、公共交通機関に普通に犬連れで乗ることができるのはうらやましいだろう。
わたしも動物は嫌いではないので、ほぼ好感を持って見つめている。
だが、飼い主によっては座席に座らせたりすることがある。衛生観念はドイツ並みに下降した私にもそれは耐えられない。
土足で座席に座り、パンツも穿いていないそのお尻はさっきトイレしたのかもしれないんだぞ。
毛は多少なりとも抜けて、座席にくっつくだろう。
その犬が座ったあとに、積極的に座りたいとは思わない私。
飼い主にはまったく清潔な自分の犬も、他人にはそうじゃあないことはわからないだろう。

衛生観念の違いは犬のバス乗車許可に影響する。神経質な日本では籠などに入れるなどをしないと絶対に許されることはないだろう。

ドイツではやたらに仮装の機会がある印象だ。

もうすぐやってくる謝肉祭。
そのための仮装服が売られている。興味はあるので毎年その売り場で手にとってみるのだけれど、質は非常に悪くて一度着て終わりを前提としているのだろう。
有名な各地のカーニバルパレードは伝統を感じさせる本格的な仮装を鑑賞できるようだが、私にはそれをテレビで観るしかない。
地元のカーニバルはしょぼい。しょぼくても、みな、乗っているけれどねぇ。普段娯楽の少ないドイツには貴重な機会なのだろう。

さて、この謝肉祭は大抵2月中になるのだが今年は3月だ。
このことを義母にちらりというと「そんなことありません、いつもと同じ時期です」と答えた。
はあぁ、また、いつもの否定から入る会話かよっ、とがっかりした。
時期がずれるといっても数週間の違いだ。それはほぼ「同時期」と思っているのかもしれない。ま、それもアリだろう。
先日ネット記事で若者の意見を否定するようになったらジジババの仲間入り、という内容のものを読んだ。
書いた人物は格闘技家でまだ30歳代半ばだけれど、そういう体力が重要な世界では高齢者カテゴリーになるのだろう。
自分より年下の人々が意見することを否定するという経験は、誰しもあると思う。
世の中の流れはすでにその年下の人々が言うことに流れているのに、だ。私は20歳代の頃からそれに気づいていたので、自分がそうならないように充分気をつけている。
自分が気をつけていても、周囲は全然気をつけないのは当然だ。
それが、同居の家族ってなると、もう、凄まじい。
いちいち反論していたら、毎日口バトルっ。
はいはい、おっしゃるとおりです、と引き下がる技術が若者、あるいは会話相手より年下のものたちには必要である。