林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

川越で相原求一郎展

2019-02-15 | 色めがね

 初雪ふる

いつもの3爺で、川越市立美術館相原求一郎の展覧会を観に行った。
この美術館はちょうどいい広さである。
宣伝しないので、空いていていい。

相原の絵は、殆どが晩秋から早春までの北海道である。
絵は暗鬱だが、相原に限り、この暗さ・厳しさが以前から大好きだ。
しかし、絵に近付くと繊細な筆使いが見える。
暗さの底に暖かい抒情が潜んでいる。

 ひとすじの雪

是非観たいと思っていた「岬の家」は前期で展示終了。
日曜美術館で、北海道出身の高橋恵子嬢が絶賛していたのに残念だった。

絶筆にもかかわらず、生涯最大の号数になった「天と地」には圧倒された。

相原は天領・川越の裕福な商家の跡継ぎだった。
暇を作っては、秘書を連れ、度々北海道へ取材に行った由。

美術館には相川作品を常設展示する記念室がある。

 コンカルノ渡船場

昼食は3爺で隣の市立博物館に移動。
入館料が要らない「山吹」の豚肉生姜焼き定食800円に満足。
ここも空いていて、坪庭の景色がいい。

蔵の街通りは平日にもかかわらず観光客で混雑していた。
県立川越高校卒じぃの案内で路地を通り抜け、古い小さな喫茶店へ。

話題は森羅万象に及び、気が付いたら夕暮れだった。

  
  蔵造りの「亀屋」で、朝食用に豆大福2個を購入。

  他の作品は過去記事「相原求一郎絵葉書展」と「初恋の痛み較べ」をどうぞ。

  190215



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