林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

日高ライブリーカレッジ

2006-09-16 | 高麗便り

会場の吊看板の「日高ライブリーカレッジ」という文字を見て、ややや、と思った。
図書館で開催するから「ライブラリー」。事務局は看板屋の間違いを見落としたな。

ところが、これは赤っ恥。

「日高ライブリーカレッジ」は91年発足の由緒ある公開講座です。
名前だって、所沢市の「市民大学公開講座」なんかとはレベルが違う。
なにしろ「livery college」だったのだ。

全10講座、通して受講料は2,000円。1回では300円。安いと思う。
日高市教育委員会が主催している。

ただ、森男はこの公開講座はどうも苦手で、今年は申し込まなかった。
理由は以下のとおり。

  事務局が参加者を、5~6人のグループに組み分けする。
  講義終了後、そのグループで討議をして、感想を纏める。
  そして、グループ代表が発表する。

いい講義を聴いた後は、その余韻に浸り、悪い講義は寝てしまう。
だっから、こういう仕組みは迷惑なんだよね。

初対面の人たちと議論するのも、ご免蒙りたい。
小学生だって、名作読後感の提出・発表なんて嫌でしょう。名作が嫌いになる。

今日の講義は「首都圏大地震=日高は安全か」。
講師は東大名誉教授・萩原幸男氏。森男の団地自治会の会員なので家も近い。
知らなかったが、斯界の権威だった。

講義は素晴らしかった。森永卓郎先生(9/8「格差社会を幸せに」)に匹敵する内容だった。
こういう本物の偉い先生は、分かり易く、威張ったところは全く無い。

図版は適切。説明は愉快で、極めて明解。
文句の付けようが無い、感動的な講義だった。
例の「プレートテクニクス理論」も、今日の図版と説明で、すっかり理解出来た(つもり)。

では、日高は安全か?
........全く安全じゃない。

学会で有名な「立川断層」が近くを通り、歴史的には、何回も大災害が起きているそうだ。
地震による大山崩れも近くで起きていて、先生の観察では、森男の家の直ぐそばの山だ。
我が家の地盤も、先生の講義から類推すると崩壊の不安がある。

先生は75歳。

  地震保険は金が無く未加入。
  家具転倒防止策は面倒だから、やってない。
  あと20年は大丈夫だろう。

と講義同様明るい未来です。

大地震の前には必ず中地震が続くそうだ。
先生は、岩倉温泉に観測井戸の掘削と、近隣各市の防災体制構築を説く。
鯰は、魚のご機嫌と体調による誤測定が多く、あてにならないそうだ。

森男は、先生ご夫妻の行動を、徹底マークしようと思う。

講義・質問が終って、森男は直ぐ帰ってしまったから、後の事は知らない。

以下余談。

家に着いたら、知らない優美な女名前の葉書が届いている!!!。
先日の端唄のお母さん(9/10)から、お礼と次の演奏会のお招きだった。嬉しいね。

明日は暫く振りのボランティアだ。
早寝しよう。            


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