飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

概念的知識の汎用性

2020年09月08日 08時53分22秒 | 授業論
例えば、スーパーマーケットの学習で「スーパーマーケットでは、消費者ニーズに応えるためにどのような工夫をしているのか」という学習課題があったとする。
そのときの視点として、店側の視点と消費者の視点を考える必要がある。
また、その二点がどのようにつながっているのかみていくことも重要である。
このこのことについて話し合うことにより、理解が強化されることになる。

ただ単に、見てきたことや観察したことを羅列するだけでは、知識が構造化されたことにはならない。
調べて気がついたことはたくさんある。
これを概念別にわけるのは教師が行う。

高い棚に何段にも品物が並べられていた。→品物・種類
商品にはきれいな証明があたっていた→品質・見た目
試食コーナーがあった→サービス・購買意欲
値札の値段が赤い字で安くなっていた→割引・時間サービス
チラシの先着100名様の商品は売り切れていた→集客・安さイメージ

これらの観点を、消費者視点でみるとまた違ってくる。
お店の工夫が、お客様にどのように便利になっているかである。

欲しいものが見やすい
おいしそうに見える
得した気分になる

これらのことは工夫を分析して出てくる考えである。

saitani
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