飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

学習活動とは

2020年09月25日 12時11分00秒 | 授業論
指導案の中に学習活動という項目がある。
これは指導案の中でも最も重要になる部分で本時の展開がどのように行われるいかということに関わってくる。

学習活動とは、どのような活動を通して、子供に内容を習得させ、目標を実現しようとしているのかということを示すものである。
この学習活動の多くは文末が次のような表現で書かれることが多い。

1 〜を調べる
2 〜について話し合う
3 〜をまとめる

ただし、次のような表現は好ましくない。
「〜について知る」「〜について考える」「〜を理解する」
なぜ、好ましくないかというとこれらの表現は、頭の中の働きであって、活動ではないからである。

では、前述した表記でどのように書けば良いのだろう。

1 調べる Aを調べて〜に関する情報を集め、読み取る このようにA 集める事実と B調べる対象の間に調べるが差し込まれていること

2 話し合う Aについて話し合い、Bを考える というように A 話し合うテーマや論題 と B考察する対象の間に 話し合うが差し込まれていること

3 まとめる Aについて、Bしてまとめる というように A整理して理解に迫る対象 と B まとめる方法 の後に まとめるが続いていること

このように指導案の言葉を正確に使用して作成するという認識を持つことで、授業自体も変わってくるのである。

Saitani


この記事についてブログを書く
« 型の重要性 | トップ | 総合的な学習に時間における... »

授業論」カテゴリの最新記事