三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

読書端末戦争、iPhone6+圧勝か?

2015年08月16日 08時24分07秒 | Weblog
さて、わたしはいわゆる「書籍」~グラフィック要素の少ない
テキスト中心のものの「読書」については、
圧倒的に電子形態がすばらしいと考えております。
自分自身の最近の「読書量」の向上は、その端末装置が
iPhone6+とKindleに置き換わったことがいちばん大きいと思います。
なんといっても、「いつでもどこでも」著者との対話ができるのが大きい。
きょうのウォールストリートジャーナルで、以下のような記事を読んで同感。

「スマホ読書が米で急増、専用端末は減る iPhone6も一因」
1990年代に電子書籍の専用端末が発表されて以来、
デジタル読書革命が出版界を根底から変えつつある。
ただ当初の予想と違い、今後の電子書籍販売を先導するのは
専用端末ではなくスマートフォンになりそうだ。
現在のところ、電子書籍を読むプラットフォームとして
最も普及しているのはタブレット型端末の
「iPad(アイパッド)」や「キンドル・ファイア」だ。
出版業界が注目するのは、スマホで読書する人が増加していること。
ニールセン社が昨年12月に2000人を対象に行った調査では、
電子書籍の購入者のうち、少なくともある程度の時間
スマートフォンで読んだと回答したのは約54%だった。
ニールセンの別の調査によると、この比率は12年には24%だった。
主にキンドルやヌークなど電子書籍端末を利用する人は、
50%から32%に低下。タブレット型の端末で読む人の比率も、
14年の44%から今年第1四半期には41%に低下した。
 「最高の読書装置は携帯できるものだ」と、
電子書籍販売のオイスター社の共同創業者である
ウィレム・バン・ランカー氏は語る。
「家の本棚は公園にいるときは何の役にも立たない」・・・

というようなことであります。
で、端末はどっちが勝ち残っていくことになるのか。
写真のiPhone6+とKindleの戦いです。
わたしの場合には、ハッキリしていて、
家にいるときには圧倒的にKindleだけれど、
さりとて出張するときに、あえて読書専用端末を持参したいかと言えば
やはり面倒くさい。
専用端末とは、使いやすいけれど、どっかに忘れてきやすい。
実際にKindleを出張中に見失ってしまった経験もある。
大事だからとしっかり旅行バッグに仕舞い込んだら、
そのことを忘れて、ホテルに置き忘れたのではと心配したのです。
要するに、電話の機能も併せ持っている端末の「携帯性」には
どんなすばらしいデバイスも、いまのところ、勝ちようがない。
AppleがiPhone6+を出荷した時点で、
この勝負はあきらかな結果になって来たようです。
まぁ、日本では韓国製や中国製のデバイスへの拒否感があり
圧倒的に日米同盟としてのiPhone6+を支持する面もあって
大型画面のAndroidスマホではなく、
当面はiPhone6+が支持され続けるだろうと思います。
ただ、家でゆっくり読書したいときには、やはりKindleの方がいい。
どちらにしても、家にいるときでも紙の本はやっぱり辛くなってきた。
このこと自体は間違いがありません。
けれども、雑誌、写真表現がたっぷりとレイアウトされたコンテンツは
こうしたデバイスでは、まだまだ快適感がとぼしい。
っていうか、紙の素晴らしさを強く訴求させられます。
紙と電子形態、それぞれ変化はまだまだ、
決着は付かないと思っております。
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