最近、とみにインターネット経由での古書購入が続いています。
中世北方日本についての歴史記述を求め続けているのです。
いちばん参考になるのは、図書館ではあるのですが、
調べようとすると、けっこう「貸出禁止」書籍が多い。
たぶん、出版部数が少なくて万一、散逸したとき
取り返しが付かないというのが理由だろうと思うのですが、
借り出して調べたい、という側にしてみると
どうにも困ってしまう。
また、借り出せて、資料的に手元に置いていつも確認しながら使う、
となったら、どうしてもその書籍を買い求めたくなる。
そういう場合には、出版社に当たるしかなくなるけれど、
場合によっては、もう絶版になっているケースも多い。
そういうときに、便利になってきたのが、インターネット販売。
図書館から借りてきて、ぜひ手元に置いておきたくなった書籍を
購入したくなって調べると、
Amazonの古本販売などが実に重宝する。
そのうえ、当然ながら古書なので値段も安く購入することができる。
本の値段は1円、っていうケースも多い。
たぶん、送料が結構かかっているので、配送業者との話し合いで安くして貰って
送料の定価と実勢の差額で利益を出しているのではないかと思われます。
で、販売に当たっているのは個人というよりも業者。
ということで、推測はほぼ当たっているのではないかと思います。
でもまぁ、これまで古書店に足を運んで
目を皿のようにして背表紙の文字情報を目で追うという作業から解放された。
こういうことで、いまのところ、結構
調査作業がはかどっております。
なにせ、定点ポイントに近い歴史領域のことなので、
それを調べてきた先人の知的作業を足場として利用させて貰う。
歴史博物館などの収集書籍コーナーにある本って、
まさにそういうことだと思うのですね。
でまぁ、最終的には発掘調査資料のような出版されていない報告書のようなものに
たどりつくことにはなります。
そこまで来れば、だいたいその領域の現在時点の収集可能情報という地点になる。
イメージしている歴史領域を攻め挙げていく作業は
まぁ、大体こんなことになると思われます。
しかし、最後は現地を見に行くっていうことになるものと思われます。
現代の情報収集方法、やはりインターネットをどう活用するか
ということが決定的だろうなと
まさに実感させられている次第です。
<写真は住宅構造模型、骨組みですね。>
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