性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

公共の仕事

2008年10月31日 07時13分08秒 | Weblog



写真は建築工事がまだ続いているJR岩見沢駅。
この建築はコンペで争われ、審査員は概ね東京の建築専門家でした。
結果、東京の設計事務所の提案が採用され、
もうすぐ出来上がる段階まで来ています。
でも、駅舎としてはもう使用に供されていて
って、工事中も駅ですから業務は休めないでしょうから、
ずっと、駅の機能を果たしながら、工事が続いているのでしょう。
大きなガラス面が正面側に大きく開いていて、
夕景になれば、内部がぼんぼりのようになって
きっと綺麗に見えるのだろうと想像できます。
そういう設計の考えが、どのような省エネの工夫で実現しているものかどうか、
興味は持っているのですが、まだ出来上がらないので、
なんともいえない、というところ。

でも、こうした大型の「公共建築」って、
最近、さっぱり北海道では建設の声が聞かれません。
ひたすらに引き籠もって、予算削減に必死で、
投資的経費は一切かけられない、というのが現在の公共の現状。
この駅だって、JRのものですから公共事業ではない。
建築業界は、売上の大部分が大きく右肩下がりの状況が続いていくわけで
経営者としては、どうやっていくのか、きびしい局面でしょうね。
昨日も、ある北海道の部局の方と電話で長時間、話したのですが、
何も出来ないくらいの予算規模で、
本当に前向きのことは何も考えられないというのが実情と言うこと。
しばし、ためいきの出るような話を聞いておりました。
では民間の知恵で、といってもこの経済状況。
どうも、八方ふさがりの中で、なかなか方向性が見えてこない。
でも、地域の活力、元気をどうやったら引き出せるのか、
ない知恵を最大限、振り絞っていくしかないのでしょうね。



NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする