漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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大阪の学校教育

2018年03月14日 20時24分37秒 | Weblog
大阪の学校教育は,突っ込みどころが満載らしいです。
という話を最近したので,投稿してみます。

まず,国語の音読は大阪アクセントが基本。
これは,随分前に知人から聞いた話で,私は検証していないのですが…
国語の時間に教科書を先生に指名された生徒が音読しますよね。
その際に書かれている文章は標準語なのですが
アクセントは大阪弁のアクセントなのです。
他の地域では,標準語で読む様に指導されるらしいですね。

大阪人には「訛っている」とか「大阪弁は方言」という概念がなく
「大阪弁は大阪弁,標準語より古くて正統」と思っているからです。
だから,先生もそこは何も言いません。
子供の場合には「異世界」の人をいじめる傾向があるので
標準語圏から来たお子さんは,いじめられる恐れがあるのでご注意を!

授業の進め方がボケとツッコミ。
私が小学生の時の家庭科の授業です。
先生が「お買い物を頼まれた時に注意することはなに?」
児童A「牛乳は奥の物を選びます」
先生「そうですね。日付の書いてある物は新しいものを選びましょう」
児童B「豆腐を買う時に1万円札を持って行ってはいけません」
先生「そうですね。お店の人がお釣りに困らない様な金額を持って行きましょう」
などと進められます。
他の地域出身者に聞くと,
こういう授業では先生が淡々と注意することを説明するとか。

面白い答案は褒められる。
これは私の経験です。中学校と高校で記憶にあります。
試験の答案で,面白いのがあると先生がみんなに披露します。
だから,正解が分からない場合には
「面白い答案」を書く様に生徒は頑張ります。
そして,先生に披露されると他の生徒は「おおっ-!」と感心するし
答案を書いた生徒は誇りに思います。

私が中学生の時の国語の試験で
「肝を冷やした」という言い回しを使って文章を作りなさい。
という問題があったのですが
「冷蔵庫でブタの心臓と肝を冷やした」と解答した生徒がいました。
本人は至って真面目な生徒でしたので上記のケースとはちょっと違いますが。
国語の教員で協議の結果「比喩的な意味で使え」という指示がなかったので
正解となりました。

なお,私自身は上記のどれも苦手です。
小学2年の11月から小学5年の4月まで
金沢の標準語教育モデル校で過ごしたために
人前で話す時に大阪弁を使ったり,大阪弁で文章を書いたりが出来ないのです。
上記の雰囲気に入って行けなくて,ちょっとした疎外感を味わい,
みんなから感心される友達がうらやましかったです。
(普通の会話は大阪弁も使うし標準語っぽくも話せます)
コメント
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