華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

映画 ” アウトレイジ ” 

2010-07-03 11:45:36 | ★映画  
 苦手なのは ホラー映画    のちのち 映像を思い出してしまうのがイヤだから 観ない
 暴力映画や怖い映画も 観たいと思わないが  北野たけし監督作品は 話題性に乗って ほとんど観てる 
 この”アウトレイジ”は 《 全員悪人 》というキャッチコピーが面白くて  どんなふうに 全員が悪人なのか観に行ってきた 

 悪人の人たちって 「 おい  こら  ばかやろう 」と 言葉遣いが単一なんだね
 自分の言う言葉に自分であおられ熱くなって すぐに体が反応するようにみえる
 どの人も 笑顔を見せない
 厳しい上下関係に  いつも緊張と集中で 顔がこわばっている
 裏の駆け引き  くすねり  陥れ  裏切り  誰もが不信の中にいる

 常連の役者を排しても  これだけ 悪人をやれる役者がいるのだね
 英語を流暢に話す悪人には 驚いた    こつこつまじめに学習してるのだろうかと 愉快 
 
 朴訥な古い型の悪人の ビートたけし
 この人らしいなぁと思わせる悪人の 椎名桔平
 こういう悪人ができるんだと瞠目の 加瀬亮
 情けない眼差しが体からにじみ出てる 國村隼
 いちばん気をつけなければならないのは こういう人なんだなと納得の 三浦友和
 いつもの凄みある押し出しではなくヒョロヒョロした 石橋蓮司
 計算高さと気弱さと阿る顔の 小日向文世
 全部わかってて まっすぐだったのかなぁ 杉本哲太
 上に立つ人の愚の塊りのような 北村総一朗


 どの役者も ふだん見慣れてるイメージとは違う悪人ぶりに 徹底していた
 ここまで とことん悪を演じられるのって  役者として とても楽しいのではないだろうか
 男なら わたしも 演じてみたいかも・・ 






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2 コメント

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たけしですか・・・ (Wildhorse)
2010-07-07 02:22:19
”ピカレスク映画”ではタランティーノの「レザボアドックス」「パルプ・フィクション」が好きです。台詞にもウイットがあります。
しかし、たけし作品にはタランティーノのような粋な部分を感じたことがありません。
「アウトレイジ」は未見ですけどね。
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人のなかの 一面・・かなぁ (reina)
2010-07-07 09:03:58
登場人物たちは ほとんど笑顔もないけど 人間の感情の温かさとか思いやりとか 善き部分に類される感情は いっさい無かったです
ある意味で 悪のデフォルメのオンパレードという感じでした
作品の意図を深読みすることもなく おお! へぇ!と 単に観てきました(^。^;
”パルプ・フィクション”は おもしろかったですね

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