蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

夜須羽

2016年01月22日 | 富貴蘭(高知産)

先日の音羽と同じ夜須産の夜須羽(やすは)です。



隣の芸西と違って、夜須は立ち葉の個体が多く、更にその延長線上のような付無しや針葉も出ています。

この夜須羽も元々は40年近く前に採られた青葉の付無し品種だったそうですが、徐々に縞が出て、今ではこんな賑やかな木もあります。










ただ、この柄はあの品種に似てると思います。
大名品「幽谷錦」です。
初めてこの木を見た時には夜須産とだけ聞いていましたから
「ん?幽谷錦?あれ?付けが無い?ん?幽谷錦の芽変わり?それとも実生?」
と言った具合に頭の中で色んな考えが巡りました。

半信半疑で入手してから数年後、
「何言ってんだよ、お前が子供の頃からある、あの夜須の付無しから出たんだよ!」
と聞かされてビックリポンでした。





ほぼ付無しですが、時々微かに線が見えることがあります。
当然葉が枯れても自然には落ちないので、毎回むしってあげないといけません。

昔は青葉の付無しでも珍しがられたものですが、最近は見掛けなくなりましたね。

そう言えば夜須の付け無しも持ってて、ずいぶん前に庭木に付けたはずです。
縞が出ていないか探してみなくては。
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音羽

2016年01月21日 | 富貴蘭(高知産)

芸西村の隣、夜須産の音羽(おとは)です。
あれからおよそ1年8ヶ月、株はバラバラにしました。



柄は地味ですが、安定度は完璧です。
ちょっと長寿楽に似てるかな?ルビー根は出さないですけど。











大会に展示するような品種ではありませんが、木姿も柄も独特で類似品種もなく、結構気に入ってます。

あの本にも書きましたが、典型的な御当地(地方)品種と言えるでしょう。
本ではちょっと格好付けて書きましたが、簡単に言うと、そんなに大したことはないけど、ちょっとだけ面白い品種です。


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おやじの宝物

2016年01月19日 | その他の草花



30年ほど前に親父が東洋町で見付けた桃色ヤブツバキです。





先日のシロバナヤブツバキが園芸JAPANに掲載されたのを親父に見せると、
「わしのピンクの方がえい!」と言ってました。

やや小輪の平凡な花形ですが、平凡なところがヤブツバキらしくていいです。





人にあげるのが大好きな親父は、苗木を作ってあちこちに配りまくってます。


椿はもちろん樹上に咲いてるのもいいですが、私は落ちた花の方が好きです。



これはちょっと混みすぎてますが、苔の上にポツポツと落ちてる様は実におつなものです。
自分がつくづく日本人だなぁと思う瞬間です。




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葉蘭 『雪光冠』

2016年01月18日 | その他の草花



次は蘭だと言っておきながら葉蘭でごめんなさい。
もちろん名前は葉蘭でも蘭の仲間ではありません。

でもこの優美な曲線の葉姿は、東洋蘭に通じるものがあります。















斑も素晴らしく、こんな富貴蘭があったらなぁ、なんて思ってしまいます。
一口に葉蘭と言っても品種ごとに葉姿は異なり、この雪光冠はかなり良い姿だと思います。

でももっと良い葉姿のもあるのですが、植え替えしなさ過ぎてボロボロなので、植え替えて綺麗な葉が出そろったら紹介しますね。

数年先になりそうですけど。




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ハオルチア 『静鼓錦』

2016年01月16日 | 多肉植物




ハオルチアの斑入りは結構いいお値段の品種が多い中、この静鼓錦は素晴らしい柄の割には比較的買いやすい価格です。
おそらく比較的数が増えているのでしょうね。

富貴蘭で言えば都羽二重のような縞です。







ん~キレイ

頑張って数本立ちを買いたかったのですが、まだ栽培方法も解ってない初心者ですから、苗木の一本立ちから始めることにしました。
フウランと一緒に置いてますが、まだ水やりのタイミングが今一つピンと来ないです。



早く大きくなぁ~れ。


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