先日の音羽と同じ夜須産の夜須羽(やすは)です。
隣の芸西と違って、夜須は立ち葉の個体が多く、更にその延長線上のような付無しや針葉も出ています。
この夜須羽も元々は40年近く前に採られた青葉の付無し品種だったそうですが、徐々に縞が出て、今ではこんな賑やかな木もあります。
ただ、この柄はあの品種に似てると思います。
大名品「幽谷錦」です。
初めてこの木を見た時には夜須産とだけ聞いていましたから
「ん?幽谷錦?あれ?付けが無い?ん?幽谷錦の芽変わり?それとも実生?」
と言った具合に頭の中で色んな考えが巡りました。
半信半疑で入手してから数年後、
「何言ってんだよ、お前が子供の頃からある、あの夜須の付無しから出たんだよ!」
と聞かされてビックリポンでした。
ほぼ付無しですが、時々微かに線が見えることがあります。
当然葉が枯れても自然には落ちないので、毎回むしってあげないといけません。
昔は青葉の付無しでも珍しがられたものですが、最近は見掛けなくなりましたね。
そう言えば夜須の付け無しも持ってて、ずいぶん前に庭木に付けたはずです。
縞が出ていないか探してみなくては。