今日は、新登録の富貴の光(ふうきのひかり)です。
節間が長いため、軸は縦長で、スタイリッシュな印象です。
自ずと軸部分の面積が大きくなるため、軸の縞が美しく、チャームポイントとなっています。
青軸に見えますが、花軸の節にわずかな着色が見られるため、いわゆる素心ではありません。
昔の名前は紀州錦でしたが、杉浦祐輔さんの勘違いだろうと言うことで、
私が『宮崎産ですよね?』と確認して宮崎産だとされました。
しかし今思えば、私が誘導した感じもするので、個人的には和歌山産のような気もしています。
とは言え祐さんも故人となられ、もはや確認のしようもないので、登録上は宮崎産です。
富貴蘭の品種にはこんなエピソードを添えて、後世に伝えて行きたいものです。