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ぷろじぇくとXな。

2005-10-20 17:02:07 | ■おもに建物。
まるで牢獄のようだがもちろん人は住んでいる。
敷地内で高層化建てかえがやっと動き出した。
公の気が長いのかときがはやいのか。

できればとまっていてほしい。

立ち退き料をもらってから引っ越そうよと言ったが
あたしがいやな思いをさせたこともあり家人は早く出たがった。
あれから10年たつのにその部屋は放置されている。

家人と誕生年が同じ団地は
プロジェクトXでも放映された斬新な設計で
当初から住み続けるご近所さんはみな一流大卒だったりする。
そういうご近所さんの家に届け物に行くと
玄関だけでも
これが同じ部屋かと思うほどの数十年積もった美醜の差だった。

当時はまだあたしはマメだったので汚い部屋だったがきれいだった。


南西の入り口には巨木と言うに近い桜の並木がある。

北西は学園町といって隣の市域になるが、
羽仁もと子が創立した自由学園を中心に整然と区画された中に
すこしむかしふうなモデルヌな一戸建てが並んでいる。


明日館には行ったことがありません。
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刑務所志望。(『嫌われ松子の一生』)

2005-10-20 07:35:42 | ・本・記事。
家人が読み捨てた活字をあたしが読むのは
夕刊フジと勝馬を除けば
初めてだ。タイトルのせいだと思う。

 勝馬はちゃんと読めません。
 すこしみえをはりました。

ベストセラーだったとは知らなんだ。
ベストセラーを読む習慣がないのに言っちゃいけないが
その中の小説ジャンルとしてのこれは
ノーベル大江氏嘆く意味での小説離れ現象に通ずるものの
ような気が、した。

 じんせー何が起こるかわからない♪という読まれ方
 も、けっこうされているようだが。

主人公は自分の心を整理しながら
一生懸命やっているのだが
客観的には不運を自分で招きたがるように
為すことすべてがずれている。

一生懸命さと美貌はかなり違うが
その心理形成や動きに
自分と符合することが多くてくらくらする。
 逆に言えばふつうのひとにその心理は
 あり得ねええっと思われてしまわないかというのは
 巻末の評論家のあとがきで裏づけされた。

美貌という点でやはり違う映画『顔』
の、映像もちらちら交錯する。
両者とも多くの人とかかわりながら
どこにも自分の定位置をつかめない。


まともな一晩が過ごしたくて食い逃げをする
という一幕を昔はよく漫画などで見かけたものだ。

あたしももし刑務所に入りたいのなら
犯罪を犯さなくてはならないのだろう。

まともな生活をするためには
そのぐらいのことは必要かもしれないが
一生いさせてもらうのは難しそうだ。

この話の舞台の一つである某事(誤変換?)で高名な雄琴温泉は
ここで以前浅い観光案内をした美しい滋賀県にある。
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