雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

保護域の上限を決めるのは製品の性能ではなく、日本の法律です

2024年02月02日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 例えば、フェラーリやポルシェが時速300kmで安定して走行できるといっても、日本の公道を走る限り最高速度はせいぜい時速50km程度か、高速道路で時速120km程度です。それと同じことで、建築基準法の適用案件では、あくまで建築基準法【JIS 92年度版】で規定された範囲を保護域と考え、いくらPDCEであるからと言って、それを超えるような設計はしてはいけないのです。それを忘れているのか、気が付いていないのか、大きな保護範囲を一般的な性能の様に説明してしまう方が時々おられます。 それを期待できるのは、建築基準法の対象外の時だけけです。 それは、道路交通法の適用を受けないレーシングサーキットと同じことです。


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