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ダイソンの扇風機

2022年08月26日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 扇風機が壊れ、回転翼が露出していないダイソンの扇風機を購入しました。 まず、最初に驚いたのはダイソン社長が、特許を取っているので他社は真似ができないと誇らしげに自分の顔写真まで入れた梱包箱です。 特許という事で自慢されていますが、しょせん、扇風機。 扇風機や掃除機に未だに特許など取れるスキマが空いていたとは。まあ、特許を取得したという事は新規性があるという事で、他に類を見ない製品であることは間違いありませんが、しょせん扇風機です。 日本の白物家電のメーカーが軒並み業績が悪化しましたが、市場が無くなったという訳ではなくトースターであるとか、このダイソンもそうですが、製品に新しさがあればそれだけでも売れる世界のようです。 日本の家電メーカーさんが、こういう新しいものを作り出せなくなったのは、組織が大きくなり、管理部門が強くなり、柔軟性が無くなり、昔ながらの製品しか開発できなくなったからなのでしょうか? よほどハイテクなものであれば特許で負けるのも分かりますが、たかが扇風機と掃除機です。何故、この程度の製品で負けるのか不思議です。一生懸命やってこなかったという事ではないでしょうか? 製品の種類を増やさず、狭い市場に特化したような製品の開発、改良の余地はどこにでもあるようです。

 私にも電気製品の特許があります。濡れた傘から一瞬で雨滴を取り除く装置なのですが、これは雨の日のスーパーで濡れた傘を入れたビニール袋が捨てられている光景を見て考案した解決法です。濡れたものを乾かすといえば、トイレのジェット・タオルが有名ですが、あの会社、何故、濡れた手だけで濡れた傘まで手を出さないのか?特許を調べると、やはり濡れた手を乾かすのと同じ方法で濡れた傘を乾かす特許をお持ちになっていますが、製品化されていないようです。その理由は恐らく「数量」です。ここランドマークタワーには地下3階の駐車場から70階まで男女のトイレの数は合計で150近くあるでしょうから、ハンド・ドライヤーも150台近くあるハズです。ところが濡れた傘が持ち込まれる外と通じる入口はホテルとオフィスを合わせても3か所。そこに傘乾燥機を置いても10台程度、稼働率も雨の日だけとなると大会社での生産数量には足りりないのです。 私の発明は、風を当てて乾かすのではなく、気圧を低くしたタンクに一瞬で水滴を吸い取る方式で、風を当てるよりは素早く雨のしずくをとれるのですが、アイデアだけで弊社では製品化/販売まではできません。

 扇風機や掃除機など当たり前すぎる製品にでも、このような新しい会社が世界的に飛躍できる市場がありながら、新興企業にやられてしまう大企業。 まさに日本が縮んでいく象徴のような市場です。 ダイソンさん、スゴイのは、たかが扇風機と掃除機だけで有名な会社を作り上げた事です。扇風機と掃除機など昔からありましたが、どれもドングリでありきたりでした。 それを打破したのはスゴイ事です。 特許を死蔵しているだけの私からすれば、あんな簡単な製品だけで世界制覇をしているというのはお見事です。

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