後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

紫、黒…

2008年05月24日 | Weblog
裸麦は大麦に属するらしいが
そのなかに「もち麦」というものがあった
調べてみると、紀元前3000年前には栽培化され
ユーラシア大陸、アフリカ東北部に伝播したとのこと。
もち性の大麦は、結局のところ
中国、朝鮮、日本にしかなくなったらしい

スミレムギとは、いかにも可愛い名前である
写真でお判りのように、麦の肌色が由来

昭和初期までは瀬戸内地方で栽培され
もち米の代用品として珍重されたようだ

先日、地元の銀行主催のお見合いがあった
徳島の農畜産物生産者と、スーパー・百貨店の
取引の契機を作る会のこと。
不思議おじさんの会社も売り込みに行った
そのとき、この「もち麦」を持ち込んでいる生産者に出会った
徳島でも十数軒のみが栽培しているとのことで
大半は業務用になっているらしく
ネット販売でわずかに手に入るくらい
徳島名産で百貨店等に売り込みたいらしい

不思議おじさんの知っている限り
主要な穀物や果物の原種、又はそれに近いものは
表面の色が黒、紫、茶褐色、赤紫などである。
米、トウモロコシ、スイカ…

乏しい知識をフル活用して推測すれば
地球の46億年の歴史のなかで
生命体が経験した36億年間に
地球は大変動を繰り返している。
全球凍結の時代さえあった。
もちろん酸素が大気に含まれるようになったのは
生命誕生後10億年後のこと

不思議おじさんの頭では
焦点を紫外線に絞っている
今の時期は、垣根のアカメが鮮やかである。
樫の新芽も赤紫色である
これは紫外線から身体を守るため

そう考えれば
穀物や果物、野菜の種で
紫外線の強い次代を生き残ったものは
身を黒、紫、赤などで装ったものだった
そう考えるのは当然の帰結である

大阪市立大学医学部の○○さんの研究では
ネズミにUVカットのサングラスをかけ
身体全体にに紫外線を浴びさせても
さほどメラミンはできないが、
眼に紫外線を当てると
それだけで動物はメラミンを作り出すそうである

人間には、生命体誕生以来の歴史が詰まっている
高校の生物の時間に習った言葉
「個体発生は、系統発生を繰り返す」

「自分」なんて、いかほどのものかと思う





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