後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

いくつになっても山!川!

2007年11月19日 | Weblog
あれほど背筋を伸ばして歩く男は
ついぞ見かけたことが無い
付き合いはもう40年になるが
年に1.2度の麻雀のときも同じだ

その彼から本が送られてきた
「暇をもてあましているおじさんへ」とのこと

滋賀県在住の熊谷栄三郎さんが著者
渓流釣りで知られた元京都新聞の記者
軽妙な語り口に引き入れられる

京都新聞に連載した記事をベースに
加筆して出版されている
ほんまかいな! と思わせる「出来事」が
読者を飽きさせることがないが
後書きが印象に残った
加筆修正するについて
彼の周りにいる「人・仲間」を浮かび上がらせたとのこと

人は関係性の中で呼吸している

第2の人生では会う人の数が激減した
会う 話をするということは
何らかの関係性を持つということ
関係性の中で自分が位置づけられる
人と会わないということは
自分というやせ細った主体にしか向き合えないということ

物忘れ 夜更かし 居眠り ひとりごと ぽっくり願望 すぐ出る涙
熊谷さんの別の本にある「老い」を表わした言葉

抜けるような暮秋の青空だ




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