バッファローネイバルパークのUSS「リトルロック」探訪、
そろそろ終わりに近づいてきました。
オフィサーズ・ワードルーム、士官室の机に置かれていた
在日米海軍所属の漫画家の作品をしばらく紹介することになりましたが、
後少し、進んでいきたいと思います。

次に現れたのは各種トロフィーコーナー。
⚫︎ボーリング大会トロフィー
まず手前の二つですが、どう見てもボウリング大会の優勝トロフィー。
右は1976年度大会で、我らが「リトルロック」は3位入賞したようです。

これもボーリング大会のトロフィー。
余ったボウラーを全部くっつけてみました感漂う作りは、
もしかしたら艦内工作部の作品か?
アメリカは何気にボウリングが根付いていて、
日本のように一時的なブームということもなく、普通に皆が楽しんでいます。
そういえば、横須賀の米軍基地にもボウリング場があったなあ。

信じられないことに?ボウリング専門店では、
「USネイビー仕様のボーリングボール」をオーダーできます。
ちょっとこれかっこよくないかい?
どんな人が使うのか知らんけど。
とか思っていたらこんなページを見つけてしまいました。
アメリカ全軍シリーズボーリングボールオーダー
POW/ MIAの柄もあるという・・・さらに誰が使うんだ。
⚫︎ 金のスパチュラ賞トロフィー
そして金色のスパチュラ型トロフィーですが、
その名も「ゴールデンスパチュラアワード」2014年の勝者に与えられた、
「金のスパチュラ」(そのまんま)です。
これは下に説明があったので何かわかりました。
アメリカの通販チャンネルQVCのチャンネルで、
作家でパーソナリティのデビッド・ベナブルが司会を務める番組、
In the Kitchen with David
というのがあって、このデビッドという人が、ゲストを迎え、
料理を紹介したりキッチン用品をおすすめしたり
(そしてそのキッチン用品や食材は番組から通販で買える)
する番組なのですが、この番組のロケが、どうやら
バッファローネイバルパークで行われたっぽいんですね。
この時にゴールデンスパチュラアワードを決めたようなんですが、
その授与先がどこかが全くこの情報からはわかりません。
アメリカに住んでいた時、時々エメリル・ラガーシの
料理ショー(『バン!』が決め台詞)をよく見たものですが、
「USネイビー仕様のボーリングボール」をオーダーできます。
ちょっとこれかっこよくないかい?
どんな人が使うのか知らんけど。
とか思っていたらこんなページを見つけてしまいました。
アメリカ全軍シリーズボーリングボールオーダー
POW/ MIAの柄もあるという・・・さらに誰が使うんだ。
⚫︎ 金のスパチュラ賞トロフィー
そして金色のスパチュラ型トロフィーですが、
その名も「ゴールデンスパチュラアワード」2014年の勝者に与えられた、
「金のスパチュラ」(そのまんま)です。
これは下に説明があったので何かわかりました。
アメリカの通販チャンネルQVCのチャンネルで、
作家でパーソナリティのデビッド・ベナブルが司会を務める番組、
In the Kitchen with David
というのがあって、このデビッドという人が、ゲストを迎え、
料理を紹介したりキッチン用品をおすすめしたり
(そしてそのキッチン用品や食材は番組から通販で買える)
する番組なのですが、この番組のロケが、どうやら
バッファローネイバルパークで行われたっぽいんですね。
この時にゴールデンスパチュラアワードを決めたようなんですが、
その授与先がどこかが全くこの情報からはわかりません。
アメリカに住んでいた時、時々エメリル・ラガーシの
料理ショー(『バン!』が決め台詞)をよく見たものですが、
Why Emeril Lagasse Always Says "BAM!"
このデビッドという人もエメリルのようにめちゃくちゃ太ってます。
Punked In The Kitchen With David on QVC
番組をちょっとみてみたのですが、この回のように、
「ジャガイモにクリームチーズを混ぜ込む料理」とか、
2014 In the Kitchen with David Favorite Moments
「ミートローフの中にチーズマカロニが混入している料理」とか、
命の危険を感じるような恐ろしい料理が中心で、震え上がってしまいました。

ちゃんと撮れませんでしたが、この時に
スパチュラをもらった人たちももれなく重量級。
⚫︎ 陸上競技トロフィー
そして右側のトロフィーなんですが、なんとイタリア語です。
MEETING ATLETICA LEGGERA
「ジャガイモにクリームチーズを混ぜ込む料理」とか、
2014 In the Kitchen with David Favorite Moments
「ミートローフの中にチーズマカロニが混入している料理」とか、
命の危険を感じるような恐ろしい料理が中心で、震え上がってしまいました。

ちゃんと撮れませんでしたが、この時に
スパチュラをもらった人たちももれなく重量級。
⚫︎ 陸上競技トロフィー
そして右側のトロフィーなんですが、なんとイタリア語です。
MEETING ATLETICA LEGGERA
FORMIA 1970
は、1970年にイタリアのフォルミア(ブーツの脛の辺りにある都市)
で毎年?行われてる陸上競技大会のことらしいです。
世界的な大会なので、アメリカ代表として、
「リトルロック」のグループが何かに出場し、入賞したのかもしれません。
アメリカのスポーツは世界一のレベルなので、
オリンピックでメダルを取る人も毎大会山のようにいますから、
海軍軍人がスポーツ大会で優勝することも珍しくないでしょう。
余談ですが、MKの卒業した大学は、先のパリオリンピックで、
一大学だけで世界7位に相当するメダル数を獲得したそうです。
⚫︎ 艦内部署対抗フットボール大会トロフィー
で毎年?行われてる陸上競技大会のことらしいです。
世界的な大会なので、アメリカ代表として、
「リトルロック」のグループが何かに出場し、入賞したのかもしれません。
アメリカのスポーツは世界一のレベルなので、
オリンピックでメダルを取る人も毎大会山のようにいますから、
海軍軍人がスポーツ大会で優勝することも珍しくないでしょう。
余談ですが、MKの卒業した大学は、先のパリオリンピックで、
一大学だけで世界7位に相当するメダル数を獲得したそうです。
⚫︎ 艦内部署対抗フットボール大会トロフィー

さすが巡洋艦だけあって、艦内で部署対抗のフットボール大会が催せます。
初回大会は1973年に開催され、
1974年、1975年と3回で終了しています。
「リトルロック」は1976年に退役しているので、
1975年までしか行われなかったということでしょうか。
⚫︎ 謎のピンナップガール
初回大会は1973年に開催され、
1974年、1975年と3回で終了しています。
「リトルロック」は1976年に退役しているので、
1975年までしか行われなかったということでしょうか。
⚫︎ 謎のピンナップガール

To the groovy Tigers of the Rock.....
(グルーヴィーなロックの虎さんたちへ)
というコメントを添えた水着写真の美女の写真。
これは一体どこのどなたでしょうか。
おそらくなんかのイベントで、「リトルロック」を訪問したか、
そんな慣習があるなら一日艦長をしたとかの芸能人かな。
それとも地元のミスコン優勝者とか?
何しろミスL・EXじゃ何もわかりません。
というコメントを添えた水着写真の美女の写真。
これは一体どこのどなたでしょうか。
おそらくなんかのイベントで、「リトルロック」を訪問したか、
そんな慣習があるなら一日艦長をしたとかの芸能人かな。
それとも地元のミスコン優勝者とか?
何しろミスL・EXじゃ何もわかりません。
ちなみにグルーヴィーという言葉は、遡れば、
groove(溝に関する)にyをつけた造語で、1937年ごろはこれが
「一級品」とか「優れた」という意味で使われていたのですが、
1960〜70年台に若者の間で「イカす」「かっこいい」(日本なら)
という意味合いで盛んに使われていた形容詞です。
もう少し後の「ナウい」同様、アメリカ的には古臭い言葉ですが、
(今は普通にcoolで済ますことが多い気がする)
あえてレトロでオシャレな雰囲気を表すときに使ったりするようです。
groove(溝に関する)にyをつけた造語で、1937年ごろはこれが
「一級品」とか「優れた」という意味で使われていたのですが、
1960〜70年台に若者の間で「イカす」「かっこいい」(日本なら)
という意味合いで盛んに使われていた形容詞です。
もう少し後の「ナウい」同様、アメリカ的には古臭い言葉ですが、
(今は普通にcoolで済ますことが多い気がする)
あえてレトロでオシャレな雰囲気を表すときに使ったりするようです。
そして、彼女の「ロックの虎」という言葉ですが、
ロックはリトルロックから、トラはおそらく、

非公式に作られていたこのパッチから来ていると思われます。
(『リトルロック』の公式パッチにこのような意匠のものはない)
■ オフィサー・チェックアウトボード
ロックはリトルロックから、トラはおそらく、

非公式に作られていたこのパッチから来ていると思われます。
(『リトルロック』の公式パッチにこのような意匠のものはない)
■ オフィサー・チェックアウトボード
この後、見学路は階段を上って、上甲板に辿り着きました。

USS「リトルロック」
オフィサー チェックアウト ボード
クォーターデッキのワッチは、このボードを使用して、
士官の誰が乗り組んでいるか、上陸していたかを把握しました。
オフィサー チェックアウト ボード
クォーターデッキのワッチは、このボードを使用して、
士官の誰が乗り組んでいるか、上陸していたかを把握しました。
まず、「クォーターデッキ」という言葉について説明しておきます。
帆船の時代、それはメインマストの後ろの高くなったデッキを指しました。
その時代は、ここで船長が船を指揮する場所でした。

帆船の時代、それはメインマストの後ろの高くなったデッキを指しました。
その時代は、ここで船長が船を指揮する場所でした。

メインマストと船尾の高くなった部分との間、
赤で印をつけた部分がクォーターデッキ
赤で印をつけた部分がクォーターデッキ
現在ではクォーターデッキは特定の、どこという場所を指すのではなく、
港に着岸している時の受付、つまり舷門となる場所を指したりします。
港に着岸している時の受付、つまり舷門となる場所を指したりします。
⚫︎練習艦「かとり」のクォーターデッキ

wikiの「クォーターデッキ」の項に貼られている練習艦「かとり」の舷門。
写真が撮られたのは1985年6月ということなので、
情報に間違いがなければ、この時の練習艦隊司令は、
防大4期の井上哲一等海佐のはずです。
この年の練習艦隊には、「かとり」のほかにDD-114「まきぐも」がいて、
遠征先はハワイ、東南アジア、オセアニアとなっています。
写真の作成日が6月5日となっており、写真を撮ったのが
デビッド・ロジャースというベテランであることがわかっています。
UCバークレーで工学の博士号を取った後、海軍の情報将校になった方で、
「かとり」が出航2日後の6月、ハワイで「かとり」を迎えました。
1985年6月から7月にかけてFICPACで勤務していた際、
私は日本の練習巡洋艦「かとり」の士官室で昼食に招待されました。
これは、クオーターデッキに立っている私の歓迎会委員会の様子です。
私は作業用のカーキ色のズボンをはいていたので、恥ずかしくなりました!
上の写真に添えられた説明です。
歓迎委員会・・・・ではないんではないかな。


wikiの「クォーターデッキ」の項に貼られている練習艦「かとり」の舷門。
写真が撮られたのは1985年6月ということなので、
情報に間違いがなければ、この時の練習艦隊司令は、
防大4期の井上哲一等海佐のはずです。
この年の練習艦隊には、「かとり」のほかにDD-114「まきぐも」がいて、
遠征先はハワイ、東南アジア、オセアニアとなっています。
写真の作成日が6月5日となっており、写真を撮ったのが
デビッド・ロジャースというベテランであることがわかっています。
UCバークレーで工学の博士号を取った後、海軍の情報将校になった方で、
「かとり」が出航2日後の6月、ハワイで「かとり」を迎えました。
1985年6月から7月にかけてFICPACで勤務していた際、
私は日本の練習巡洋艦「かとり」の士官室で昼食に招待されました。
これは、クオーターデッキに立っている私の歓迎会委員会の様子です。
私は作業用のカーキ色のズボンをはいていたので、恥ずかしくなりました!
上の写真に添えられた説明です。
歓迎委員会・・・・ではないんではないかな。

で、このとき「かとり」の後甲板で「カーキの作業服」のまま、
写真を撮ったというわけです。
これは、カーキ色の作業服を着た私が、日本の軍艦旗を掲げた
「かとり」の船尾甲板に立っているところです。
背景には、パール・ハーバーのイースト・ロックを挟んで
USSアリゾナ記念館があります。
練習艦隊がハワイに寄港した時には、必ず
アリゾナ記念館に立ち寄るということですので、
このときもそうだったでしょう。

写真を撮ったというわけです。
これは、カーキ色の作業服を着た私が、日本の軍艦旗を掲げた
「かとり」の船尾甲板に立っているところです。
背景には、パール・ハーバーのイースト・ロックを挟んで
USSアリゾナ記念館があります。
練習艦隊がハワイに寄港した時には、必ず
アリゾナ記念館に立ち寄るということですので、
このときもそうだったでしょう。

話がそれましたが、とにかくこれがクォーターデッキにある
チェックアウトボードです。
言うたら出社札みたいなもので、(今時そんなものはないけど)
士官は必ず上下艦の際、ここで自分の名札の横に
乗艦しているか、それとも上陸しているかのステータスを、
スライドして明らかにするわけです。

チェックアウトボードです。
言うたら出社札みたいなもので、(今時そんなものはないけど)
士官は必ず上下艦の際、ここで自分の名札の横に
乗艦しているか、それとも上陸しているかのステータスを、
スライドして明らかにするわけです。

「リトルロック」のステータスの仕組みは、
自分の名前の横に金属プレート「ASHOR」(上陸中の意)を出します。
裏側は文字が刻まれていないので、乗艦したらこちらを表にするのでしょう。
ボードはまだ巡洋艦CL-92 の頃のもので、読める名前を調べたのですが、
自分の名前の横に金属プレート「ASHOR」(上陸中の意)を出します。
裏側は文字が刻まれていないので、乗艦したらこちらを表にするのでしょう。
ボードはまだ巡洋艦CL-92 の頃のもので、読める名前を調べたのですが、
Lewis, Robert P. - SN (48-49)
と言う人の在籍しか確認することができませんでした。
どうしてホームページのCL-92の名簿に名前がないのかわかりませんが、
なんかわたし調べ方を間違ってるのかな。
続く。
と言う人の在籍しか確認することができませんでした。
どうしてホームページのCL-92の名簿に名前がないのかわかりませんが、
なんかわたし調べ方を間違ってるのかな。
続く。