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護衛艦カレーナンバーワングランプリ~勝利は誰の手に

2014-04-28 | 自衛隊

というわけで、2014年4月19日、横須賀海上自衛隊地方総監部で行われた
護衛艦カレーナンバーワングランプリについてのレポート、最終回になりました。

途中エントリで護衛艦がこれだけ一同に集結した理由を大規模訓練と書きましたが、
これは実は「護衛艦会議」だったようです。

つまり、「いせ」を会場としてそこで連日?会議が行われていたらしいのです。
こういう会議って一体どのようなことが話し合われるんでしょう。
まさか来年のカレーグランプリの開催地、とか?

実はエリス中尉、こう見えてもエントリ制作に毎日追われてひいひい状態、
さらに最近陸上自衛隊のHPで見つけた『整理整頓自衛官』というゲームに
情けないことにハマってしまいつい時間をつぶしてしまう毎日だというのに、
そんなわたしに「艦これ」の漫画を送って来たけしからん読者がいまして(笑)
案の定読みふけってしまったわけですが、
そのおかげで、

「伊勢、足柄、鳥海、金剛、鞍馬が皆で会議」

などという言葉からは艦これ漫画のシーンしか思い浮かばなくなって・・
・・・・・・困ったもんです。






さて、この日の戦利品であるところのお土産紹介の続きからです。


ヴェルニー公園の売店で買ったネイビーブルーのTシャツ。
今年の春の流行はネイビーやブラックのストライプを効かせたマリンファッション。

このようなマリンテイストのシャツなら、お洒落に小粋に着こなせそうな予感。
袖にアクセントとして入ったイエローの階級章もどきが気に入って・・・。
こんなTシャツを身にまとって埠頭の潮風に身を任せれば、
ほら、あなたも気分はすっかり東郷平八郎!
(ファッション雑誌風に)




今年の夏、これを着てアラメダの空母ホーネットに乗ってみようかな。



腕を骨折したため行けずに涙をのんだ2月末の東京音楽隊定期公演。
そのコンサートにもし行けたら会場で必ず買おうと思っていたものがありました。
それがこの左側の「平成26年度音楽まつり」のDVD。

実際に二回もこの目で見、そして聴いた公演ではありましたが、
帰ってからあらためて見ると、武道館ではまず
確認できなかった
隊員の大アップなどが見られ、全く「眼福」です。

画像もYouTubeとは別次元の美しさだし、本当に買って良かったと思いました。

パッケージの大アップは前年度防大儀仗隊の隊長だった学生。
(音楽まつりのエントリでも紹介したのですが、いまだにはっきり覚えています)


このDVDについてはまたそのうちエントリで書こうと思います。

右側の「知っておきたい!海上自衛隊」はまだ観ていません。



何となく漢字表記が気に入って買ったパッチ。


これは、ソマリア・アデン海賊対処派遣の際制作された
DD−158
「うみぎり」のものです。
「海霧」という名は旧海軍にはなく、この「うみぎり」が初めての命名になります。

ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のため、「うみぎり」を含む
第9次派遣海賊対処行動水上部隊は
2011年6月20 日に日本を発っています。
第9次隊は、 第4 護衛隊司令(大判英之一等海佐)の指揮の下、
護衛艦「さみだれ」(内藤裕之艦長)および同「うみぎり」(佐藤正博艦長)、
乗員約400 名(海上保安官8 名を含む)により編成されました。

海賊対策のための自衛隊派遣は2009年の第一次派遣以降今日まで続けられており、
2014年4月現在、この「うみぎり」「いなづま」が派遣されて現地に行っています。


海賊対処派遣の度にこのようなパッチは制作されて来たらしいのですが、
どのパッチにも必ずドクロの「海賊マーク」が入っています。
ドクロのデザインが可愛いですね。
実際の海賊は全くそんな可愛いものじゃないはずですが、日本人というのは
取りあえずなんでも萌え化しないと気がすまない民族なので。
この他の派遣艦もこのドクロくんをメインキャラにしているようです。


ソマリア・アデン派遣シリーズパッチ




何に使うのか全く当てのないままについ買ってしまったものもあります。
くまモン陸自バージョン

いまやゆるキャラ界のスーパースター、アメリカでも有名になったくまモン。

(熊本知事がゆるキャラの成功モデルとしてくまモンについてアメリカでスピーチしたらしい)
自衛隊にもじわじわと進出して、全国の自衛隊地本が血の汗を流しながら決定した
自衛隊各ゆるキャラの立場を脅かしている模様。




何万人もの陸自隊員には一人か二人くまモンに激似した人がいるかもしれません。

いや、絶対いるでしょう。

さすがのスーパースター、後ろ姿にも隙なし。

お尻の真ん中の黒い丸は尻尾かな?

これに続いてくまモン海自シリーズとか出してくれないかなあ。
セーラー服のくまモン、可愛いと思うんですけど。



「お土産コンテストで優勝したことがある」

というお店の人のセールストークに、ただでさえ日ごろ権威に弱いエリス中尉、
つい興味を惹かれ買ってしまいました。

いや、しかしこれ、買ってよかったです。

ラー油に色んな具が入っていてなぜかカレー味がついているんですが、

「ひと味足りないな」みたいなときにちょっとかけるとあら不思議、
全てのものがカレー風味に!

何でもかんでもカレーというのもどうよ、という声もございましょうが、
カレーの風味は実は隠し味程度の控え目さです。



この「提督の料理番」といういかにもなキャッチフレーズの海軍カレー、
これも場内の売店で買って来たものです。



盛りつけ失敗しましたorz

その日の夜、早速(昼がカレーパンだったのにもかかわらず)いただいてみました。
スパイスが大変強く、クミンだかターメリックだかマサラだか知りませんが、
独特の癖のある味で、その日遅く帰って来て夜食に食べようとしたTOは

「あ、これ苦手」

と一言いって食べずに放置してしまったのです。(ー_ー#)
仕方なく次の日、前日がカレーだったのにもかかわらずそれを片付けるため、
二人分のライスに混ぜて炒めて「ドライカレー」を作りました。

スパイスが強いとはいえそうするとどうしても味が薄くなってしまったので、
ふと思いついてこの「食べるラー油」を混ぜ込んでみたら、
インド人もびっくり、大変パンチの効いたカレー味のピラフ(もどき)に。

先日は小松菜とジャコのパスタに少し絡めてみました。
大変美味でした。

バーニャカウダのように野菜をディップして食べるのも美味しそうです。
説明によるとただのご飯にかけてもいいそうですし、 もしどこかで見かけたら、
大変便利なのでぜひお試し下さい。おススメです。 



あとはいつもの「護衛艦カレーの缶詰」。

「ひゅうが」はビーフ、「きりしま」はポーク、そして砕氷船「しらせ」は
シーフード(ホタテ貝)となっております。

このパッケージによると、自衛隊のカレーの種類はなんと

200種類

を下らないそうで、しかもさらにどんどん新しいレシピが研究開発されているとのこと。

なぜそこまでやる・・。 



これも「自衛隊の基地内でしか買うことはできない」と聞いたため
買ってしまった「防人の誉カレー」
ネーミングについメーカーの意気のようなものを感じ、それだけの理由で
購入を決めました。
キッチン飛騨と書いてありますが、「飛騨ハム」という会社の製品で


「国を護る自衛隊員の尊い使命感を讃え、富士山と桜にその姿を託して表現したもの」

という説明があります。
HPによるとこだわりのハムを作っている会社でカレーとは全く縁がなさそうですが、
(このカレーの具はビーフ)もしかしたら会社オーナーが自衛隊の後援をしている
企業なのかもしれません。 




参加艦艇は全部で15。
栄えある第二回カレーナンバーワングランプリ、優勝したのはどのフネだと思います?

潜水艦隊

なんですよ、潜水艦隊。
他のフネが一艦一皿で勝負を張っているのに、なんで潜水艦は「艦隊参加」?
という疑問が関係者(つまり海上自衛隊の中)からも出たという噂の。

しかもそのレシピというのがですね。

たまねぎにんじんじゃがいもにんにくしょうがは水洗いして汚れを落とし
皮を剥いてニンニクショウガをみじん切りにしタマネギ3分の2をさいの目切り
牛豚鶏肉さいの目切りジャガイモさいの目切りし人参はいちょう切りし
りんごは皮ごとおろし金で刷りそれらを鍋に入れ菜種油で
焦がさないように1時間炒め
カレー粉ガラムマサラブラックペッパーを入れ
香りを引き出しタマネギ人参バナナ
トマトホールに水を加えて
ミキサーで細かくみじんにしたものと野菜や肉と湯を会わせ

湯とローリエを入れあくを取りながら各素材を柔らかく煮込み火を止め
固形カレーを入れ
中濃ソースウスターソース焼き肉のたれ蜂蜜白ワイン
プレーンヨーグルトなどで味を整え
それらを再び鍋に入れて火にかけ
攪拌しながら加熱しバター牛乳を入れさらに攪拌しながら
味を調整する。


という、
美味しいことは間違いないが家庭で作ったら家計を逼迫すること必至のカレー。

(前にも全く同じことを書きました。表現にバリエーション無くてすみません)

だいたい具が「豚・牛・鶏」って。そんなの許されると思う?
全くどすこい力技で寄り切ったといった感のある勝利です。
潜水艦隊、おそるべし。


因みに2位は「ちょうかい」のシーフードカレー
3位は「くらま」の第一次安倍内閣総理大臣喫食カレーでした。



とからこのグランプリ会場の地図を見て思ったのですが、
雨が降ったときのことを考えて、

屋内にも試食会場が用意されていたのですね。

食べないなら食べないなりに、皆が試食している様子をレポートすればよかったな。
これもまた来年の課題としておきましょう。

・・・・・・・・・って、来年の開催地はたぶん横須賀ではないと思うけど、

エリス中尉、それでも参加するつもりなのか?



糸冬。