還暦

2012年05月20日 | 健康・病気

今朝、女房は8時10分池袋発の高速バスに乗って軽井沢にやってきた。
今日は私が60歳になる誕生日です。
午後5時頃、息子のUから還暦祝いの荷物が届いた、と女房からのメールがあった。
職場の人たちが、誕生日だから早く帰ってといってくれたので、5時過ぎに職場を出た。
私は夕方6時頃に家に着いた。

 

家に帰ると女房が早く包みを開けろ、とせっつく。
それがこの九谷焼の茶碗です。
私は嬉しかった。
「Uはヒサシくんの誕生日覚えていたんだね。あんたお父さんの還暦のとき分かってた」
と女房がいう。
「そんなことおれは知らなかったよ」
私は、父が40歳過ぎの子どもなので父が還暦のとき私は20歳の頃で、
おそらく東京で飲んだくれていただろう。
第一、私は親父の誕生日を知らなかった。
私の生まれた年と誕生日を覚えていたUに感謝しなければならない。
(Kは覚えていないだろうな)
女房が風呂の用意をしておいてくれたので風呂に入った。

女房は中軽井沢に来てからツルヤまで徒歩で行き、食材を買ってきて誕生日の準備をしてくれた。
ケーキなど買ってあった。
ロウソクに火をつけ、「ハッピバースディツーユー」などと女房が歌う。
私は胸が熱くなった。
なんだかんだいったって、こんなことをしてくれるひとはこの女房しかいない。
私も「ハッピバースディツーユー」と声を合わせて歌った。
6本のロウソクの火を私は消した。

 



私は還暦になりました。
自分が60歳まで生きるなんてことは考えなかった。
60歳までに死ぬとも思わなかった。
こうして還暦になってみるとあっという間ですね。
おれは、何をしてきたんだろう?
何もしてこなかった。
ただ毎日を生きてきて今日になった。
目の前にあることに対処して生きてきて現在になった。
それだけです。
ただ、私のまわりにいる多くのひとに世話になってきたことだけは確かだ。
そのことについては感謝の気持ちで一杯です。

還暦になってしまいました。
明日からおれはどうしょう?
きっと何も変わらないと思う。
そんなことじゃダメだな。
夢を忘れちゃいけない。

 

コメント (6)
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