女房よろこぶ

2002年08月31日 | 家族

朝、女房が「買っちゃおうかな」と呟いた。
こういったときは、
すでに女房の心の中では決まってることだ。

「何を?」
「えへへ」
「なんなんだよ」
「フラメンコの衣装」
「いくらぐらいするんだ?」
「5万かな」
「………、買えばいいよ」

夜、友だちのフラメンコの踊りを観に行くので、
午後3時前、女房は新宿に行った。
なんでそんなに早く行くのかと思っていた。

11時頃帰ってきた女房はうれしそうだった。
「買っちゃった」
「………」
私は黙って映画「ウォーターボーイズ」を
テレビで観ていた。
一緒に観ていた女房は、
終わってから買ってきたドレスを着た。
「ああ…、これにしてよかった」
しみじみ呟いた。

最初、29,800円のものを買ったらしい。
小田急線に乗りながらいろいろ考えた。
あの色ではソレアとかティエントとかにはいいが、
他の踊りには着られないなと考えた。
新宿に着き、
地下のコーヒーショップで150円のコーヒーを飲んだ。
考えた末に、やっぱり取り換えようと思い、
小田急線に乗った。

彼女が今着ているのは、
黄色に黒の水玉模様のドレスだ。
46,000円だという。
うっとりした顔で私にいう。
「これ買ってよかった。
 どこも直さなくてもよかったのよ。
 スカートが軽くて踊りやすいの」
私としては勝手にしてくれ、という思いです。
それでも、女房がよろこんでいることは、
私もうれしい。

………………………………………………………………………………………………………………………………

8月の九想話

8/1  心は“ふしぎ”を追いかけて
8/2  最後の大舞台
8/3  怒る女房
8/4  ウォーキング
8/5  住基ネットはイヤだ
8/6  原爆の絵
8/7  新所沢Deeps
8/8  夏休み
8/9  萎えている
8/10 第34回思い出のメロディー
8/11 夏休み2日目
8/12 床屋もデフレ
8/13 起きろ九想
8/14 よく動く亭主
8/15 帰省
8/16 母は上機嫌
8/17 幼なじみ
8/18 真空のエネルギー
8/19 陣取り
8/20 昨日は酔っぱらってません
8/21 風の想い
8/22 訃報メール
8/23 子育て
8/24 つかれた
8/26 夫婦それぞれライブ
8/27 クソの想い
8/28 同姓同名
8/29 単身赴任?
8/30 息子を亡くした母親
8/31 女房よろこぶ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子を亡くした母親

2002年08月30日 | 家族

昨日、以前の会社の仲間と連れだって、
8月16日に亡くなったKさんの家に行った。
(思えば去年の8月16日に、
 田舎の友人Hが死んでいる。やっぱり49歳)
7時頃だったか、家に着くと明かりが消えていた。
留守だった。

持っていった果物にメモをつけて、
玄関のところにでも置いていこうと
準備しているところに、お母さんが帰ってきた。
久しぶりに銭湯に行ってきたという。
われわれがいてお母さんは恐縮していた。
家の中に私たちを入れ“仏壇”のある部屋に通して、
80歳を3、4年過ぎているお母さんは、
ビールを出したり、つまみを準備して大変だった。

私たちは、亡くなった友人を拝んだ。
あとで知ったのだが、その家は神式なのだそうだ。
線香がなかったのでへんだな、とは思っていた。
神式では“仏壇”をなんというのだろう。
しかし、榊がなかったので私は神式とは考えなかった。
だれも事前に教えてくれないので、分からなかった。
へんな拝み方をしてしまったようだ。
しかし、どうなんだろう。
もし私が、クリスチャンの葬式に行ったとしても、
十字は切れない。
自分の拝み方ですれば、それでいいのではないか。
なんて思ったりした。

私は、思い出させてはいけないかなと思いながらも
お母さんにKさんがどうして亡くなったか訊いてみた。
夜中の12時頃、
2階にいたKさんが階段から落ちたという。
寝ていたお母さんは、
Kさんが救急車を呼んでくれというので電話した。
病院で傷の手当をして深夜の2時頃帰ってきて、
普通にねていたそうだ。

翌日、Kさんの具合が悪くなり、
救急車で入院した。
そして亡くなってしまった。
心不全だったそうだ。
最初に救急車で運ばれたとき、
脳を詳しく診察していたら助かったかも知れない。
階段から落ちたとき頭を打ってしまったのか?

これまで母子ふたりで暮らしてきた。
12時頃、いつも2階から降りてきて、
お母さんの枕元に立って、しばらく見ていたらしい。
それをお母さんは知っていたそうだ。
おそらくその日も、
お母さんの様子を見に行こうとしたのか?
お母さんは80歳のとき胃癌の手術をしてから、
躰の具合が悪いそうです。
やさしいKさんらしい。

自分の家の階段から落ちるということは、
そうとう酒を飲んでいたのではないかと思う。
最近、足下がおぼつかなくなるほど飲んだことはないが、
私もそろそろ酒の飲み方を考えよう。

と書きながら、昨夜は何年ぶりかの友人と会い、
痛飲してしまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

単身赴任?

2002年08月29日 | 会社・仕事関係

駐車場の私の隣がいつも空いている。
2、3週間ごとの日曜日などに
車が停まっている。
単身赴任でもしてるのかな?

私も山梨に単身赴任しているとき、
駐車場はいつも空けていた。
金曜日の夜山梨から帰ってきて、
月曜日の早朝、所沢を出る、
という暮らしをしていた。

金がないので、
なるべく高速道路を通らないようにした。
よく毎週家に帰ってきたなと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同姓同名

2002年08月28日 | 家族

先週、女房が仕事の帰り、
国分寺駅で電車をまってると、
構内放送で自分の名前が呼ばれたそうだ。
「*****様、お子さんが駅事務所で待ってます」
というようなものだったらしい。
(へんだな?)
とさすがの女房も思ったらしい。

まさか息子が駅で迷子になるわけがない。
なんで大学4年が迷子になって母親を呼ぶんだ。
お金がなくなって呼んだのかな?
とも思ったらしい。
しかし、母親が国分寺駅にいることを
知ってるはずがない。
弟の子どもかな?とも考えたらしい。
それにしても、どうして母親を呼ばないで
おばさんを呼ぶんだ。

事務所に行くと子どもはいなかった。
「ちょっと前に母親が来て連れていった」
と駅員がいう。
同じ名前の人がいるだけでも珍しいのに、
同じ場所に居合わせたということは、
どのぐらいの確率なんだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クソの想い

2002年08月27日 | 植物・花

ああ…、おれなんて
50だというのに情けない

世間のことは
分かっているつもりで
生きているおれが
何も分かっちゃいない

そりゃ、おれよりバカな奴はいっぱいいる
それが何なんだ
おれはおれとして恥ずかしくなく
暮らさなくてはならない
他人様は関係ない
おれ自身が問題なんだ

おれなんてなんのとりえもない
世の中にいることが恥ずかしい
つくづくどうしょうもねぇな、って感じだ
そんなおれが
たまたま所帯を持って子どもまでいる
ああ…、たまんない
出来たら今晩、1人で夜逃げしたい
しかし、その夜逃げすら出来やしない
まるっきりの腰抜け野郎だ
九想話なんてやめちまえ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夫婦それぞれライブ

2002年08月26日 | 家族

昨日、BROCKHEADSでライブをやった。
Eさんの追悼CDが完成したので、
それの“お披露目ライブ”だった。

先週CDが完成し、
それを手分けしてコピーした。
BROCKHEADSのマスターがデザインしたジャケットは、
なかなか渋い素敵なものです。
歌詞カードまであり、
CDショップに置いても見劣りしません。

Eさんの奥さんとお子さんも招待して、
いい雰囲気のライブだった。
私はいつものように酒に溺れ、
最後はどのようになったか覚えがない。
というわけで昨日は九想話を書けませんでした。

昨日は女房もフラメンコのライブを
入間市のまるひろデパートのホールでやった。
デジカメを持って行かれたので、
私は写真を撮れなかった。
8月に女房は2回ライブをしてる。
9月には川越の「ろしなん亭」という
スペインレストランでライブをやるという。
わが女房ながらがんばってますね。
そんなわけで、
私のライブに女房は1度も来てくれない。
夫婦それぞれに生きてます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つかれた

2002年08月24日 | 暮らし

夏休みが終わり、
今週はよく働いた。
疲労困憊です。

九想話を書こう、
(その前にちょっと)
なんてと思って横になったら、
寝てしまった。
今から布団に、寝直します。
さぶい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子育て

2002年08月23日 | 家族

今朝、ラジオに出ていた
どこかの大学の教授がいっていた。
「親は、自分のプライドよりも
 子どものプライドを大切にしなくてはいけない。
 グレたり、おかしく成長した子どもの親は、
 自分のプライドを大事にしている」
だいたいこんなようなことをいっていた。
私はどうだったかな?

育てたように子は育つ  相田みつお

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訃報メール

2002年08月22日 | 友人

前の会社の友人から訃報のメールが届いた。
私と同じ資材部で働いていたKが
8月16日に亡くなったという。
1つ年下だが、一時は私の上司でもあったひとだ。
10年ほど前、
私のいた会社と彼がいた会社が合併し、
私は彼の会社に勤務することになった。

Kは、酒が好きでよく飲んでいたらしい。
私は一緒に飲んだことはあまりなかった。
よく会社を休んだ。
ひどいときは1ヶ月ぐらい続けて休んだこともあった。
結局、本社の資材部から外されて、
山梨の工場に飛ばされた。
山梨でもよく会社を休み、1年ほどで退職した。
それで私が山梨に単身赴任することになった。
そういう意味で私は、
Kにいろいろ苦労をさせられた。

でも、人柄はいいひとだった。
憎めないやつだった。
初めて山梨の工場に行ったとき、
釜無川の土手で2人でいろんなことを話した。
私が退職して所沢に戻ってきたとき、
国分寺の居酒屋で2人飲んだこともあった。
あるとき電話がかかってきて、
1時間ほどグチを聞かされたこともあった。
ある大学を出たことが自慢だった。
独身だった。
めんくいでいつも可愛い女の子に恋していた。
なにしろ酒が好きだった。

冥福を祈ります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風の想い

2002年08月21日 | 植物・花

今日は、久しぶりにバンドの練習があった。
こんどの日曜日にライブがあるんです。
33歳で亡くなったEさんの追悼CDが出来て、
それのなんていうか発表会という感じで、
ライブをやることになった。

終わって、いつものように楽家で飲んだ。
そこそこ飲んで11時半頃、
客がいなくなって(我々も客なんだけど)、
7月に録音した追悼CDを大きくかけて飲んだ。
私のケーナの曲もある。
恥ずかしく聴いた。
みんなは「いいよ」といってくれる。
やっぱり私としては“イマイチ”だ。
この曲の名前を先週決めてくれを催促され、
「風の想い」と名付けた。
ウクレレの伴奏にアドリブで演奏したものだ。
そのうちいつか九想庵で聴けるようにしたい。

このCDをコピーしなくてはならない。
私のノルマは15枚だ。
そんな時間のない私は、息子に頼んだ。
私は3000円ぐらいはやろうかなと思っていた。
息子にいうと、「いいよ」と二つ返事でいってくれた。
いい子だなと思った。
昨日はKに世話になり、
今夜はUに面倒を見てもらう。
いい息子たちに「乾杯」。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする