小倉遊亀

2004年09月29日 | 美術

今日は、東京国立近代美術館で行われている
小倉遊亀展に行ってきた。
私はこれまで、この日本画家を知らなかった。
ASAHIネットの
「かしの木亭談話室」のオフで行かなかったら、
私はこの女性の絵を見ることはなかったろう。

入って最初に展示してあった「浴女 その一」がいい。
2人の女性が入浴している絵だ。
母親と娘か、それとも姉と妹か、
世間を未だ知らない感じの少女がいい。
湯船の底のタイルが
お湯で屈折して歪んでいるのも唸ってしまう。

「花屑」という絵がある。
右3分の2ぐらいのところに丼に乗った
バラと桔梗となんて花か忘れたピンクの花があった。
「花屑」という名前がいい。

「コーちゃんの休日」という絵があった。
越路吹雪を描いた絵だ。
彼女が、いった。
「この絵は私の悪いくせを全部描いている」

ああ…、なんて名前か忘れたが、その絵がよかった。
縦長の小品で、女性が紅い着物を着ていた。
メモしないで、
こうして頭に残っている記憶をたどって書いてるので、
いけません。

「青(セイ)さん」と読むのか、この絵がいい。
「さん」という字は、
「恋」の旧字の「心」の部分が「山」になっている。
富士山を描いた絵だ。
あの単純な線描の富士が斜めでいい。
麓の牛が可愛い。

最後のほうにあった絵(この名前も忘れた)の
背景の紅が綺麗だ。

だめだだめだ、メモしてないから、
さっぱり分からない。
105歳まで生きた小倉遊亀、
私の好きな画家になりました。

コメント
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